かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

可愛い彼女

 彼女は可愛い。どのくらい可愛いかというと、彼女の笑顔が目を閉じると浮かんできてうふふってなるくらい可愛い。彼女のことを全然知らない知人に彼女の可愛さを小一時間説明したいくらい可愛い。写真とか見せて自慢したい。こんなに可愛いんだぞーって。

 未だ僕はこんなに可愛い彼女が隣にいるっていうことに感動を覚える。そろそろ慣れてもいいんだろうけど、慣れてしまいたくないし、彼女が隣にいてくれることに感動していたい。毎日彼女に会えるってうきうきしていたい。彼女に会えれば嬉しいしテンションが上がるし、彼女と喋れば楽しいし、つい調子に乗って変なことしちゃうし、くだらないこと言ってドン引きされたりもする。つまらないこと言って冷ややかな目で見られることもある。それが楽しい。手と手が触れればドキッとするし、彼女に触れたいなーっていう気持ちは彼女に触れたことがなかったあの頃と同じくらいある。触れていいものかと逡巡してしまうのもあの頃と変わらない。僕にとって彼女は一緒にいることが当たり前のように感じられるのと同時に、常に新鮮さを与えてくれる存在だ。矛盾しているようだけど、これ以上にうまい表現が見つからない。

 美人は三日で飽きるとか言うけど、彼女をどれだけ見たってどれだけ一緒にいたって飽きることはない。

 あぁそうそうこの間気付いたんだけど、彼女はどの角度から見ても可愛い。どの瞬間を切り取っても可愛い。僕が色んな人を見ていて思うのは、たまーの一瞬だけ可愛く見えるとか、可愛いけどしっかり見ちゃうと可愛くないとか、常に可愛いっていうレベルの人はほぼいないということだ。

 でも彼女はいつでも可愛い。しかも見れば見るほど可愛い。僕が彼女を好きだから、だけじゃ説明できないくらい可愛いと感じる。いくら好きだって、可愛くないって感じる瞬間とかあるでしょ。今のこの角度で見たら微妙だったとか、その表情はやばいわとか。

 彼女は変顔とか面白い顔をいっぱいしてくれるけど、可愛いし、さすがに可愛いと形容できないような顔でも愛おしさを感じる。彼女が好きで好きでたまらないんだろうね。

 たまにこどもっぽい遊びを思い付いて実行するのが可愛いし、それを一緒にやっていると凄く楽しい。今日もそんな遊びをちょっとしていた彼女が可愛かった。

 無言で僕に意思表示をしてきて、それを僕が読み取れないとむすーっとした顔になるのも可愛いし、それでぶーぶー文句言ってくるのも可愛い。読み取れた時は満足そうな顔をしてくれてそれも可愛い。

 ああ可愛い。

 つんつんしてくるの可愛い。

 可愛い可愛い。

 彼女が可愛すぎていつか僕は彼女の可愛さに溺れてしまうんじゃないか。もしかしたらもう溺れてるのかな。

 彼女の可愛さに埋もれて窒息してしまいたい。