かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

不在

 昨日彼女がいない時といる時の僕の状態を書いたから、今日は彼女がいない時の僕以外の人達について書いてみようと思う。

 そこから見えてくる彼女というものもあるんじゃないかなあという。そんな試み。

 彼女がいない日でも、たまに彼女の名前が雑談の中に出てくる。彼女がこんなこと言ってたよーとかこんな話になったよーみたいな話。だいたいその話は彼女からすでに聞かされていたりして僕としては二度目にはなるんだけど、彼女の話題が出るたびに僕はちょっと嬉しい。ムカつくとか嫌いとかそういう話題じゃないところで名前が出てくるのはとっても良いことだよね!

 後輩のY君とかは彼女に教えられたことをしっかり守ろうとまじめに仕事をしている。彼女が彼のために書いてあげたメモを見返しながら、これがないと不安なんです!とか言ってる。

 以前彼は、彼女が重要な予定を控えていることを知って、風邪を移してはいけないと、彼女がいる時だけわざわざマスクをするくらい彼女のことを気遣っていた。いいやつ。

 でもなんか僕としては、Y君と彼女が仲良くなるのは複雑な心境である。あんまり仲良いとやきもち焼いちゃう。いいやつでおもしろいやつだからこそ、Y君に対する好感度が上がるのがなんだかもどかしい。

 他の後輩たちも仕事の面で彼女から受けた影響というのは大きいと感じる。彼女と一緒に研修すれば確実にスキルアップするもの。彼女に教えられた次の日とかに僕が指導することになると、できるようになったことが多くてびっくりする。

 彼女がいない日でも、彼女の影響というのは職場に存在し続けているなあと感じる。

 あと仕事に関して言えば、上司が彼女以外の人に通常業務以外の仕事を振ることってあまりない。他の人の仕事の出来具合が残念っていうのもあるのかもしれないけど、少なくとも他の人たちより彼女の仕事ぶりが評価されていることは間違いない。

 あぁ、あとこれは彼女がいない日の話じゃないけど、ちょっと嬉しかった話をついでだから書いておく。

 この間休みの日に職場に顔を出したら、僕を見つけた同僚が「彼女なら今休憩中ですよー」って教えてくれたこと。

 僕と彼女が仲良いってのが認識されていて、僕を見てすぐに彼女と結びついたっていうのがなんだか嬉しかった。仲の良さを認めてもらえているような。

 些細な事ではあるけど、この一瞬の出来事が最近の中ではすごく印象に残る嬉しい出来事だった。

 彼女のこと好きっていうオーラ出し過ぎかなあ。

 話を横道に逸らしてしまったけど、彼女がいない時の職場を見ていて分かることは、彼女がいないとゆっくりと職場が崩壊していくんだろうなということ。彼女がいて、細かなところに気を配って、人間関係も作業内容もなんとかまともに進んでいるんだけど、もしも彼女がずっと不在という状況が生まれたら、いろんな部分で円滑に進まない不具合が出てきて困るんだろうなって思う。

 彼女は今の職場において代えの効かない存在だ。