かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

彼女の写真

 今日ふと彼女との会話の中で写真の話になった。そこで僕は以前彼女の写真だけを集めた専用のフォルダを作ろうと思っていたことを思い出した。

 ということで仕事から帰って、一息ついてからパソコンに向かった。

 スマホに保存してある写真たちをアップロードしてパソコンに保存。

 そして彼女専用のフォルダを作る。

 あとは保存した写真のなかから彼女が写っている写真を選別してフォルダに入れていけば完成。

 フォルダには約150枚の写真が収められた。アルバムが一冊完成してしまうレベルである。

 ちなみに、手であろうが後頭部であろうがとりあえず彼女が写っていれば良いという基準で抜き出した。彼女の写真がずらーっと並んでいるのを見ると壮観である。満足感と彼女を見ていられるという幸福感が得られる。

 こうやって見ていくと僕が撮ったものは少ない。彼女が前髪切ったお知らせしてくれたり、こんな服装にしてみたっていう参考画像を送ってくれたりするので、僕は大喜びでそれを保存しているのだ。自撮りの人みたいにキメ顔で撮ったり、斜め上から角度を付けて撮ったりした写真を送ってくるわけではないので自然な彼女の写真が集まって嬉しい。キメ顔で撮った写真を送ってくれたらそれはそれで嬉しいんだろうけど。

 彼女の写真をたくさん欲しいなあって思うけど、写真をおねだりしたらうざいだけだし、余計に送ってくれなくなっちゃうだろうから僕はただ静かに正座して待つのみである。神様の気まぐれなプレゼントみたいな感じで、たまに貰えるとすごく嬉しい。

 冗談みたいな話だけど、彼女の指先だけが映ってる写真とか足先(しかも靴)が写ってる写真とかでも愛おしさを感じる。なんかこれが彼女だって思うだけで愛おしい。写真を見るとこの時はこんな会話したなあとか、あそこに行った時に撮ったやつだなあとか、いろいろ思い出せるので楽しい。

 僕以外が撮った彼女の写真もあるんだけど、僕が知らないところで撮られたその彼女もやっぱりいつもの彼女で、可愛くて安心する。

 そうそう、忘れてはならないのが変顔の写真。不意に、本当に何の脈絡もなく変顔の写真が送られてくる。度々見られるその変顔が僕は大好きだ。送られてくると大抵吹き出してしまうので周囲に人がいると厄介だ。そんな写真を送ってきてくれる彼女素敵でしょ?

 もっともっと写真が増えてきたら、素敵な彼女の写真の中でも更に素敵な写真だけを厳選したスペシャルなフォルダを作って振り分けよう。考えただけでウキウキする。

 彼女の存在が僕の中に積み重なっていくというのが、写真という形で視覚的に捉えられる。写真が増えればそれだけ彼女との思い出が増えているってことだからね。

 幸せの数だけ写真がある、なんてね。