かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ポンチョ

 ふと、彼女が服装や見た目を気にしない人だったらどうだったろうと考えた。どうだったというのは、僕が彼女を好きになる過程で、彼女の見た目とか服装が少しでも影響しただろうかということだ。

 そう考えたきっかけはすごくダサい服を着ている人を見てしまったから。彼女がこんな格好だったらってふと思った。

 僕にとって彼女の服装はかなりのプラス要素になっている。そういえば昨日の彼女は髪を編みこんでいて、ヘアアクセも付けていて凄く可愛かった。普段とちょっと違う髪型も素敵だった。服装も似合っていて、可愛かった。やっぱり彼女はスカートが似合う。ポンチョもにあう。可愛い。彼女は可愛い寄りの服装は自分に合わないっていうけど、可愛さに振り切っているような服じゃない限り彼女は上手く着こなせる気がする。

 どんな服を着ても似合うってわけじゃないだろうけど、彼女が着る服はどれも似合っていて可愛い。それはきっと彼女が自分に似合う服を選ぶセンスがあるってことだし、良い服を見つけるセンスもあるってことだと思う。そしてそのセンスが僕の好みにとっても合っている。

 もしも、彼女の服の好みが僕と合わなかったら。壊滅的にセンスのない服を着ていたら。うん、まあそれでも僕が彼女を好きなことは変わらないよね。こっちの服似合うよとか、こんな服好きだなあとか暗にアピールしていくかもしれないけど、服装云々で好きが嫌いになることはない。ただ僕が彼女を好きになる過程だったとすると、もしかしたら少しだけ歩みを遅らせることになっていたかもしれない。最初の頃、私服の彼女を見てはあまりの可愛さに感動していたものだ。こんなに可愛い人が目の前にいていいのかと思ったものである。その思いが彼女を好きになる速度を早めたのは間違いない。

だって本当に可愛いんだもん。好きになるじゃん。

 今でも彼女の可愛さに胸を打たれることは多い。昨日もそうだった。

 彼女がダサい格好していても好きになっただろう。ただそれは今の彼女がダサい格好をしているという仮定であって、最初からダサい格好をしている人だと、そもそもの感性が違うとか好みが違うとかで意見が合わず好きにならないかもしれない。いくら彼女の見た目であったとしても性格が合わなかったらだめだからね。

 今ふと、彼女の見た目で中身が全然違う人と、見た目が全然知らない人だけど中身が彼女、だったらどっちを選ぶだろうって思ったけどそれは中身が彼女の方を選ぶよね。見た目が壮絶だったらどうしよう。直視できないような感じだったら。究極の命題かもしれない。そうだ、脳を移植しよう。

 馬鹿なことを言ってないで話を戻す。

 彼女の好みとかセンスが僕と合っていてよかったなあと思う。おかげで僕は彼女の可愛さに浸れるし、一緒に服を見ている時にテンション上げていける。彼女が服装とか見た目を気にする人でよかった。そうじゃなくても問題はないけど、そうであることによって色んな恩恵があるよね。主に可愛い彼女を眺めて楽しめる僕に。

 彼女が可愛くて僕は幸せ。