かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぱっつん

 昨日彼女が前髪を切ると宣言した後、ぱっつんにしたと報告してくれたのでどんな風になったのかなー似合ってるかなあって楽しみにしながら仕事に向かった。昨日の時点で写真送って欲しかったんだけど、明日の楽しみにしないの?って言われたので今日まで我慢した。前髪がどんなか見せてもらうという口実で彼女の写真をもらおうという作戦は失敗した。僕は彼女の写真が大好きでどれだけあっても困らないからたくさん欲しい。たまに見返すと、たくさんあると思っていたのにこれだけしかないのかって思う。もっと増やさないと。でもそうだな、そろそろ彼女の写真フォルダを作って彼女の写真ばっかりがそこに並んでいるっていう幸福な空間を作らないといけない。このブログを書き終わったらその作業しよう。

 さて話を戻す。

 以前、ぱっつんは似合わないって彼女が自分で言っていたような気がしたので、もし本当に似合ってなかったらなんて言葉を掛けたらいいんだろうってちょっと不安だった。でもまあ彼女に限って可愛くないってことはありえないだろうなーっていう思いもあった。そんなことを考えながら職場に到着すると、休憩中の彼女に出会った。まず、何よりも先に彼女の前髪をチェックした。それで、可愛いって安心した。すぐに彼女にかわいいよって伝えたかったんだけど、その場に彼女と同じように休憩中の上司がいたので言えなかった。

 今日僕が出勤するタイミングが彼女の休憩時間と被ることは分かっていた。そんな風にあらかじめ分かっている日は早めに出勤するようにして、休憩中の彼女と仕事に入るまでの少しの間話ができたらなーって思っている。今日も思惑通り彼女が休憩中だったので、るんるんで控室に入ったら上司もいたので僕は少しだけ沈んだ。

 従業員用の入り口から入ってくるときの音で気付いた彼女が、僕が部屋に入ってくるのを隠れて待っていてくれることがあるので、今日はばれないようにってわざわざ静かに入ってきたのにそんな努力は全くのムダだった。ちょっと虚しくもなった。僕の予定ではドアを開けると彼女がびっくりしてくれて、気づかなかったでしょー!なんて僕が調子に乗る予定だった。

 とまあそんな感じで思い通りにいかなかったんだけど、唯一救いだったのは、その休憩中の上司はいい人で、三人で楽しくお話ができたということだ。その上司以外の人がいたら僕はもっと悲しくなっていただろう。

 その後仕事に入ってから彼女と話す余裕が少しだけできた。僕が彼女の方を見ると、彼女が何も言わずに僕を見つめていて、その表情がどう?ってたずねているような、僕からの言葉を待っているような感じで可愛かった。ニヤニヤしそうになりながらやっとそこで可愛いよって伝えられた。前髪が揃っていると違和感がある場合も多いと思うんだけど、すごく自然で、でもいつもの彼女とはちょっと違っていて、可愛かった。新鮮さがあった。素直に可愛いなあって思って、その後もう一度彼女をじーっと見つめてにやにやしたあと可愛いって言った。言わずにはいられなかった。どうしてあんなに彼女は可愛いんだろう。

 いつも通りの前髪でも、ぱっつんでも彼女はやっぱり可愛くて僕は幸せだ。