かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ぽてとL

 今日は彼女とお出かけ!

 彼女の発案でちょっと運動、というかお散歩できるようなところへ行こうってことになった。そこで僕は以前行こうとしたけど時間が遅かったので断念した、山奥のスポットを提案した。自然に囲まれた良い場所。散歩コースもあるし彼女の要望にピッタリだと思った。

 彼女とのドライブは楽しい。目的地へ向かうまでの道のりが長くても退屈しない。今日は移動多かったなっていう日も移動中は疲れを感じないくらい楽しくてワイワイしている。帰ってきてぐったりするんだけどね。山奥のスポットまでそれなりに車を走らせたんだけど、やっぱり向かっている間楽しいし会話も弾む。

 以前そのスポットを目指して向かった時のことを僕は結構鮮明に覚えていて、彼女もちょっとは覚えてくれているといいなあと思ってその時のことを話題に出してみた。そしたらちゃんと覚えてくれていて、前来た時はもう暗かったよねとか言って思い出話ができた。彼女がちゃんと覚えていてくれたことが嬉しかった。そんなに特別なことは無かったけど、どうしてかその時のことは僕の中にすごく残っていて、とても思い出深かったから。

 前回の失敗を教訓に、今日はまだ日が高いうちに到着することができた。天気も良くて、あまり人もいなくて静かでとても素敵だった。展望台みたいなところがあって、まずはそこへ行こうってことで200段以上ある階段をのぼることにした。僕がさっさと上り始めたら彼女が「ちゃんと200段あるか数えながら上ろうと思ったのに」って言ってきた。その発想かわいい!って思いながら僕は階段を下りて数えながら上りなおした。これが楽しくて仕方なかった。でも途中からはぁはぁしちゃって声に出して数をかぞえるのがしんどくて、途中でわからなくなった。ばかである。そしたら隣で登っていた彼女が正確な数を教えてくれた。さすが。僕がバカみたいに声に出して、いーちにーいって数えている横で彼女はそれを聞きながら冷静に段数を数えていたのだ。はしゃいで上っている僕を冷ややかな目で見ているわけじゃなくて、一緒に楽しんでくれているのに、それでいて冷静な彼女かっこいい。

 展望台はちょっとした広場って感じで、頑張って上ったわりに…っていうような所だったけど、僕と彼女と二人しかいなかったので、はしゃいで走り回った。それがすっごい楽しいの。どんなことしてはしゃいだかをここで文章にすると、すごく馬鹿っぽいのでやめておく。ぽかぽかしてて空が綺麗ですごく気持ちよかった。

 その後展望台を下りて、しばらくお散歩した。ただ歩いているだけなのに楽しくて仕方ない。彼女が一緒に歩いているっていうだけでうきうきしてくる。歩きすぎても疲れてしまうので、適度に歩いた所で車へ戻って、後はまったり過ごそうってことにした。

 帰り道、彼女がリフレッシュしたって言っていて、僕もすごく気分が晴れやかな気持ちになっていることに気付いた。ここに来ることを提案してよかったなあって思った。僕も彼女も仕事で疲れているから、外へ出て歩くと余計に疲れてしまうんじゃないかって少し心配していたんだけど、そんなことなかったみたい。今度は桜を見に行こうって約束したからすごく楽しみ。どこか良い場所を探しておかないと。

 その後は映画を観たりテレビ番組観たりしながら、いつものように過ごした。ゆっくりと彼女の頭をなでるのが結構久しぶりで、そうしていられる幸せをかみしめていた。なでているとうとうとしだす彼女が可愛くてたまらん。くーくー言いだす。かわいい。今日はそんな彼女を堪能できた。

 今日は晩ご飯が少し早かったので、おなかがすくといけないってことで帰りに僕の苦手なマックへ寄って、全サイズ150円のポテトを買った。彼女と一緒の時じゃないとマックへはいかない。どうにもこうにも苦手なのだ。嫌いなのではなくて苦手。

 彼女を送り届けて家に帰ってきてから、ポテトをむしゃむしゃと頬張って、楽しかった今日一日が終わった。