かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おかし

 彼女は最近太ったらしい。でも僕は気にならない。彼女に言われて、あぁ言われてみればそうかもしれないなあって思うくらい。でも彼女は自分のことなんだから気になるだろうし、痩せたいとも思うだろう。僕は痩せている人よりもちょっとお肉が付いている人のほうが好きだ。彼女と話していて思うのは、どうやら僕の太っているという基準は他の人よりも高めであるということ。彼女がが太っているっていう基準は僕からすると太っているとまではいかないんじゃないかって思う。

 ということで、今の彼女は僕の中でのこりゃあ太ったわやばいわって思う基準には辿り着いていない。彼女はスラっとしているし、スタイルよく見えるからとても太っているなんて言っていい見た目じゃないと僕は思っている。あと何キロか十何キロか太ったらさすがにどうにかしないといけないなってなるのかな。

 僕が気にしてなくても彼女は気にしているようで、お菓子を我慢しようとかカロリーの低いものを食べようとか言うときがある。そういう努力は偉いと思うし、僕に協力できることがあればしたいと思っている、と言いつつお菓子を買ってあげたりしちゃうんだけど。

 ただ彼女は、お腹が空いていなくても食べなくちゃっていう強迫観念みたいなものに駆られるときがあるらしく、そういうときは食べちゃダメだと思っていても食べてしまうらしい。日々のストレスのせいかなあ。それと、彼女はある程度カロリーをしっかり取らないと調子が出ないみたい。ご飯食べたら元気出てきた!って言ったことが何度かある。気分が沈み込んでいたり、イライラしているときはもしかしたらエネルギーが足りていないのかもしれない。たしかにお腹空いてると元気でないよね。それに好きなものを食べるとご機嫌良くなる。これも彼女に限ったことじゃないよね。

 彼女なりに気をつけよう我慢しようってしていても、なかなかそれがうまくいかないのは仕方のない部分もあるのかもしれないなって思う。僕が彼女に甘すぎるのがいけないのかなあ。お菓子買っちゃうし。でも心を鬼にしてお菓子買わないっていう選択をできないんだ!

 あとね、思ったんだけどね、彼女が好きなものってカロリーが高いものが多い。カロリーが高いものって美味しいもんね。

 とまあ色んなモノが彼女のダイエットの障害となっている。痩せたいって彼女が言っているからなんとかしてあげたいなあって思うんだけど、どうにも僕にしてあげられることが少ない。仮に一緒に住んでいたりしたら徹底的に管理してお菓子を与えないようにしてやろう、とか思うんだけどね。それもできるかどうか怪しいけど。

 彼女が決意したら、僕も覚悟を決めてお菓子を買わないようにしよう。そうしよう。