かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

寝る前の楽しみ

 最近彼女が寝る前に本を読んでくれる。彼女が昔好きだった児童書を読んでくれるんだけど、それが最近楽しみで仕方ない。聞いていると心地よくてそのまま寝てしまいたくなる。せっかく彼女が本を読んでくれているのに寝ていられないし、お話も気になるからちゃんと起きて聞いているんだけどね。

 彼女が僕のために何かしてくれているっていうことが嬉しい。本を読んで聞かせてくれること、いやそれ以前に聞かせてあげたいなって思ってくれただけで僕は大喜びだ。

 僕が彼女が寝る前に昔話を読むようになって、それがだいぶ毎日の日課のようになっていたから、たぶん彼女も僕に何か読んであげたいと思ってくれたんだろう。僕は彼女の声も大好きだから、そんな彼女の声で本を読んでもらえて幸せだ。夜寝る準備を整えて布団にはりると耳元から彼女の本を読む声が聞こえてくる、なんて素晴らしい以外のなにものでもない。こんなことをしてくれる人はなかなか居ないだろうし、読み聞かせを卒なくこなせる彼女が素敵だ。

 昨日ふと気付いて彼女にも言ったんだけど、読み聞かせしてくれている本が仮にアニメ化したりしてプロが登場人物に声を当てたとしても、僕の中では彼女の声が登場人物の声として定着しているから、これじゃない!ってなるだろう。僕の頭のなかでは彼女の声で登場人物達が躍動している。それをすんなりと受け入れられるくらい彼女の読み聞かせが上手いんだと思う。読み上げる時の抑揚とか、キャラクターの個性を反映したセリフの読み方とか、違和感なく自然に聞いていられる。だから彼女が読んでくれる話の情景を思い浮かべながら、ぼんやりとお話に浸ることができて良い。

 これが習慣化して、これからも毎日彼女の声で本を読んでもらえると僕はすごく嬉しい。

 最近の幸せな時間のお話でした。

 余談だけど、ずっと読み聞かせ以外の表現が出てこなくて子供っぽいなあって思っていたんだけど、朗読って言い方があったね。今更修正するのも手間なのでそのままにするけどね!