かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

においまいすたー

 仕事終わりに彼女と会って話をしていたんだけど「いつもと違うにおいがする」って言われた。

 思い当たるフシがなくてどういうことだろう、なんでだろうって考えていたけど、結局その時は理由が分からなかった。

 女と別れて家に帰っている途中でふと気付いた。今日ヒゲを剃った後にお肌がかっさかさだったからいつもと違う化粧水をつけたのだと。それでいつもと違うにおいだったんだ!ってなった。衝撃。思い出せて納得したのはいいんだけど、その化粧水をつけてから五時間以上経っている。彼女と密着していたわけでもない。なのに分かったってすごい。自分では全くそのにおいを感じていなかったのに。あまりのすごさに車の中でふふって笑いながらすごいなって呟いてた。付けた本人が忘れているくらいだよ。僕の普段のにおいをしっかり覚えていてくれているのに加えて本当に些細な違いに気づける嗅覚。素晴らしい。そんな些細な変化に気づいてくれることがちょっと嬉しくもある。

 やっぱり彼女の鼻はおそろしく良いんだと思う。帰りながらすぐに彼女に報告したかったんだけど、これはブログのネタにしようって思って黙っておいた。通常の人の3~5倍くらいの嗅覚を持ってるんじゃないかと思う。科学的に正確な数字を出して欲しい。

 今日いつもと違うにおいがするって言っている彼女を見て思ったんだけど、そういう時の彼女はなんだかちょっと野性的。あ、もちろんワイルドっていう意味の方の野性的じゃないよ。天敵がやってきたのかと耳をピンと立てて辺りをキョロキョロするうさぎみたいな感じ。「はっ!いつもと違うにおい!」ってなっている彼女が「はっ!てきのあしおと!」ってなってるうさぎと被る。なにを言いたいかといえば可愛いって言いたい。動物的な可愛さ。なんか違うなんか違うってなってる彼女が可愛かった。あれか、ご主人様が帰ってきたけどいつもと違うにおいがするってくんくんする犬みたいな!こっちのほうがしっくりくる例えだね。

 においの違いとかいいにおいくさいにおいとか、彼女はとにかくにおいに敏感だ。においに反応して、くさい!とかいいにおい!とか言っている彼女を見るのが好きだったりする。リアクションが可愛くて面白い。

 機会があったら彼女のにおいの好みとか、くさいと感じるにおいはどれくらいなのかとか、彼女の嗅覚について徹底的に調べたい。どうやって調べるんだって話だなあ。