かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

ブログ回顧

 彼女に言われて、自分のブログを読み返してみた。正直な所自分の書いた文章を読むというのは若干の苦痛を伴う。創作ならいいんだけど、これは自分の思ったこと考えたことをそのまま書くブログだから精神的ダメージが来る。でも初期の頃の記事は面白かった。テンションに任せて勢いで書いている感がすごい。いつの間にか僕は自分で制限を設けていた。具体的に書かなくちゃいけない、以前書いたことと被らないようにしないといけない、彼女が面白いと思うように書かないといけない。そうやって自分の首を絞めていた。そんなことを考えないで書いていた頃が一番面白かった。少し、ブログを書き始めた頃の気持ちを思い出せた。読み返してよかった。

 彼女が今まで書いた記事の中で、好きな記事を一つ教えてくれた。そういう情報貰えるのって嬉しい。モチベーション上がる。なるほどねって思った。彼女が泣いてしまった時の僕のあたふたした気持ちを書いたやつだったんだけど、言われてみればよく書けている気がする。自分を褒めてしまった。

 ブログを読んでいて気付いたことがある。僕は彼女に救われたんだってこと。新しい職場に移ってきて、仲の良い人が一人もいなくて、孤立無援状態。周囲の期待と新しい環境というストレスに押しつぶされていてもおかしくなかった。そんな僕に彼女が救いの手を差し伸べてくれたから、僕は今こうしていられるんだと思う。僕に好意を持ってくれて、話しかけてくれて、彼女のおかげで僕は一人じゃなくなった。こんな陳腐な表現はあんまりしたくないけど、僕にとって彼女は運命の人なんだって思う。前の職場が潰れてしまったのも、僕がそこを辞めずにずっと働いていたのも、そして新しい職場に誘われたのも、全て彼女に会うためだったんじゃないかって思える。運命だなんて発想恥ずかしいけど、そんなことを考えてしまうくらい彼女の存在が僕にとってしっくりくる。欠けていた最後のピースがはまったみたいに。

 神様が僕に「お前は彼女に出会うために生まれてきたんだぞ」って言ったら「やっぱりね」って返せる。

 僕が今職場に馴染んで人間関係に特に不自由を感じていないのも彼女がいたからだ。彼女が橋渡しをしてくれた。彼女しかできないことだった。

 それに僕は彼女を好きになって、彼女のために生きたい、なんて思うようになった。ある意味人生の目標だ。今までこれからの人生どうしようかなんて考えたことも無かったのに。彼女のために自分を捧げることが喜びだと感じる。彼女を好きになって本当に良かったと思う。

 こんな風に僕を変えてくれて、救ってくれた彼女に感謝しなきゃなって思う。