かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

こねた

 彼女はモモンガの生まれ変わりらしい。自分で言ってた。自称モモンガの生まれ変わり。かわいい。モモンガかわいい。モモンガをじっと見ていたら彼女に似ている気がしてきた。なるほど生まれ変わりだわ、って思った。

 彼女はよくお化粧を失敗したっていうんだけど、失敗したらしい彼女を見てもいつもかわいい。どこらへんが失敗してるんだろうって思う。いつもと違う雰囲気になっている気はするけどかわいいことには変わりない。

 先日、僕が一生懸命ゴリラの真似をしたら「そうやって頑張っている子が大好き」って言って褒めてくれた。無茶ぶりに対して、できないよーって言う奴が一番嫌いらしい。なにかしらがんばってみると褒めてくれる。やるのはすっごい恥ずかしいんだけどね。でも頑張ったら褒めてくれる彼女が好きだ。

 そういえば以前ブログに書いた、彼女が普段だったら買わないであろうスカートをこの間履いているところを見ることができた。ふわっとした春めいた雰囲気で、可愛さが何割増しかになった感じで可愛かった。でもやっぱりあそこまで可愛さに振りきれた格好をするのは抵抗感があるらしい。その感じもかわいいよね。とってもよく似合ってて可愛かった。

 僕と彼女はたまに、その場の思いつきで絶妙なノリを生み出すことがある。打ち合わせたわけでもないのに、同じことを思い付いて実行に移すみたいな。それが最高に面白い。具体的にここに書くとすごく馬鹿っぽいので自重する。

 彼女は髪飾りがすごく似合うという発見をこの間した。シュシュみたいな髪をまとめるアイテムも似合うけど、単に髪を飾るためだけのオシャレアイテムがすごく似合う。似合うんだけど、これまた方向性的に可愛すぎるから彼女としてはNGみたい。すごく似合ってるし可愛いから僕の前だけでも付けていて欲しい。何かの機会に髪飾りをあげたいなあと思うくらい。

 あと僕は彼女のおねだりにすごく弱い。これ書いたっけ?彼女が、欲しいなーいいなーって言うとすぐ買ってあげたくなっちゃう。彼女は本気で買ってもらおうって思ってそう言っているんじゃなくて、僕がそれを聞いて彼女の可愛さに悶絶しつつ買ってあげたい!ってなっているのを見て楽しんでいるようだ。そんな風に遊ばれているのに、僕はおねだりしてくる彼女が可愛くてたまらなくて悶絶する。狙ってやっていようが、僕の反応を見て楽しんでいようが、可愛いものは可愛いのだ。彼女がやるなら、あざとい狙った可愛さも可愛いから全て許せる。枕に頭を何度も叩きつけるレベルで可愛いから。

 こんな風に、仕事中とか他の誰かがいるところでは絶対に見せてくれない、僕と二人の時だからこそ見せてくれる彼女というものがすごく好きだ。僕だけが知っているというような優越感と、彼女がそんな部分を見せてくれるという嬉しさ。コンビニでお菓子を買ってあげるっていうと無邪気に喜ぶ姿とか、おねだりしてくるときの甘えた感じとか、そんな彼女が好きで好きでたまらない。あとはなかなか見ることができないけど、僕にいじわるされている時の彼女は物凄く可愛い。

 僕が可愛いとおもう彼女の表情だったり動作だったりは他の誰にも見せたくないし、他の誰かの前で見せてほしくないって思う。

 許されるのであれば彼女を独り占めしておきたい。僕には彼女がいるだけで十分だから。他に何もいらない。