かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

彼女にとっての

 彼女を理解する上で、彼女が不満に思うこと嫌だと思うことを知るというのは非常に重要だ。同時に彼女が喜ぶこと、楽しいと感じることを知ることも重要だけど、喜びや楽しいという感情に寄り添うことは簡単だけど、怒りや悲しみに寄り添うことというのは簡単ではない。どうしてそう感じたのか、どうしてそういう感情に至ったのかを相手の気持ちになって考えてみなくちゃいけない。だから僕は彼女にとって不快な事とはなにか、というのを日々考えている。

 彼女にとって嫌なことはいくつもあるだろうけど、いくつか例を挙げてみる。

 まず、話をしっかり聞かないこと。これで僕も過去何度か彼女を嫌な気持ちにさせてしまったことがある。自分が一生懸命話しているのにそれを相手がしっかり聞いていなかった時の、今までの伝えようという私の努力は一体何だったのという無駄感が非常に嫌みたい。伝えたはずのことが正確に伝わっていなかったり、相手が覚えていなかったりということが嫌だからそれを予防するためにも、話をしっかり聞いて欲しいと思っているんだと思う。

 あとは昨日も書いたけど、自分が正当に評価されないこと。相手の勝手な思い込みで自分が評価されること自体嫌なんだと思う。きちんと自分のしていることを見て把握して考えていることを理解した上で正当な評価が下されることを望んでいる。

 あとは時間に追われること。乗らなきゃいけない電車の時間まで1時間空きがあるとすると、彼女はその電車のことが気になって1時間を有意義に過ごせない。仕事でも後半に大事な仕事が待ち受けているとしたら、早めに仕事を前倒しして余裕を持っておきたいみたい。だからその時間配分がうまくいかないとストレスを感じてしまうようだ。彼女が時間によってストレスを感じないようにするには、彼女の側にタイムキーパーがいればいい。彼女以外の人が時間を管理して予定通りにすべてうまく行くようにしておけば彼女は安心して時間を過ごすことができる。

 彼女は自分のことをしっかりと見て理解しようとしてくれている人に対しては凄く心をひらいてくれる。逆に言えばそうではない人に対しては嫌な思いをしたり不快感を抱くことになるんだと思う。僕は数々彼女に嫌な思いをさせてしまったし怒らせたり悲しませたりたくさんした。でもその事実だけで彼女は僕を見放すことはなかった。きっと僕が彼女を理解しようと努力していることを分かってくれていて、その部分を信頼してくれているからだと思う。

 彼女は周囲にきちんと理解されることを望んでいて、それと同時に自分は周囲をしっかりと理解しようと努力している。彼女ほど一人ひとりに真剣に向かい合える人はいないと思う。たいして親交のない同僚のことや、嫌な思いをさせられた相手のことだってしっかり考えてあげられることができる。彼女はきっと人を放っておくということができなんだと思う。だからこそ、相手のことをしっかり見ない人が嫌なんじゃないかな。

 彼女のことを理解しようと向き合い続ければ、きっと彼女もこちらを見ていてくれる。

 これからも僕は彼女のことを考え続けなくちゃいけない。