かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

いんふる

 一昨日熱が39℃出まして、昨日病院へ行った所インフルエンザと診断されました。インフルエンザなんて小学校以来で、こんなにしんどいものかと結構びびりましたがお薬を貰って熱も37℃台でわりと安定してきているので元気です。

 職場に迷惑を掛けるのもそうだけど、なにより彼女に迷惑が掛かるのと心配させてしまうのと会えないのがつらい。自分が原因だから自分がつらいのは耐えればいいんだけど、彼女がつらくても何もしてあげられないのが困る。そんな事言ってないで早く体調良くなれよっていう話なんですけどね。

 今日、看病してもらいたいなあって彼女に言ったら「一人暮らしだったら看病しに行くのになー」っていうお返事をくれた。そのためだけに今だけでもいいから一人暮らししたい。彼女につきっきりで看病してもらいたい。

 ということで僕が一人暮らしをしていて彼女が看病に来てくれたという妄想をしてみようと思う。

 まず彼女には合鍵を渡してあるから、僕が別段何かしなくても彼女は部屋に入ってこれる。熱が出て寝込んでるわーっていう連絡をしたら、しばらくして彼女が買い物袋を手に持って看病に来てくれるのだ。

 「来てくれたんだ、ありがと」なんて言いながら、熱のある僕は彼女の買ってきてくれたアイスを食べる。熱い身体にアイスの冷たさが心地よい。それを食べ終わると彼女が僕を布団のところまで連れて行って寝てなさいって言う。僕は彼女が来てくれてうれしいからテンションが上ってしまっているんだけど、おとなしくしていなさいって怒られて布団に潜り込む。

 僕が布団に入ると彼女は僕の隣に座って一緒にいてくれる。僕が眠りについたのを見計らって、溜まってしまった洗濯物を洗ってくれる。汗をかいたときようにタオルと着替えも用意してくれてね。

 二、三時間寝て僕が目を覚ますと、おかゆのいいにおいがしてきてちょっとだけ食欲が戻ってくる。彼女が買ってきた食材でおかゆを手作りしてくれていたのだ。僕は大喜び。手作りじゃなくて、レトルトのおかゆをパウチごと投げつけてきても僕は喜ぶと思う。

 汗かいただろうからって着替えを手伝ってくれて、身体を拭く用の温かいタオルも用意してくれる。身体もさっぱりした僕は再び布団に入って横になりながら彼女と一緒にテレビを観る。

 気づくと僕は寝てしまっていて、目覚めた時は朝。体調は回復していて熱も平熱。机に書き置きで「起こすのも悪いと思ったから帰るね!また来るね!」って書いたメモが置いてある。

 僕はありがとうって呟きながら、今起きたよっていう連絡を彼女にする。

 こんな感じで彼女に優しく看病されたい。

 体調が悪い時って凄く甘えたくなるよね。ついでに熱で頭がぼーっとしているから自制心が働かなくなるというか。

 僕は一人横になって寒さに震えながら、彼女がいてくれたらなあと思っていたのでした。