かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

記憶とにおい

 今日シャンプーをしていたらなぜか「あ、彼女のにおいだ」って思った。もちろん彼女はそのシャンプーを使っていないから、本来なら彼女とそのにおいは直接結びつかない。でも今日は彼女のにおいって思ってしまったのだ。

 それはなぜか、ちょっと考えてみた。

 たぶん頭を洗うときに彼女を思い出すことが多いから、彼女の記憶とシャンプーのにおいが結び付けられたんだと思う。なんで彼女を思い出すかっていうと、以前、僕のシャンプーのにおいがあまり好きじゃないと言っていたことを頭を洗っていると結構な頻度で思い出すのと、彼女に会う日の前日にいつもよりしっかり洗っとこうみたいに思うから。

 これと同じようなことがひげを剃るときにもあって、ひげそり用のシェービングジェルのにおいが彼女を思い起こさせる。これは多分、彼女と遊ぶときにうきうきしながらひげをそるのでそのせいだと思う。

 日々彼女の事を考えて生活している証拠かなあって思う。彼女のことを考えながら嗅いだにおいが、いつの間にか彼女と直結して感じられるようになっているっていう発見。もしかしたらこれは僕の頭のちょっとしたエラーかもしれないけど、特に不都合が生じるわけではないのでよしとする。

 彼女と一緒にいるときに感じたにおいを彼女と一緒にいない時にかいで、彼女を思い起こすっていうのは普通だもんね。それもたまにある。

 そういえば一度彼女と同じシャンプーのお試し版を購入して使ってみたら、彼女のにおいが自分の頭からする違和感の方が勝って彼女のにおいだーって感動することがあまりできなかった。惜しいことをしたものだ。

 できることならば彼女のにおいを常に感じていたい。変態くさい。

 彼女から彼女のにおいがするっていうのはすごく当たり前のことだけど、それによって僕はすごく安心できて満足感を得られる。カーディガンのにおいがいつもと違っただけで混乱するくらいだからね。あと彼女がいるはずの無い所で彼女のにおいがすると、え?あれ?ってなる。いないのにいる!みたいな。それは多分洗剤とかシャンプーが一緒の人なんだろうけど。

 彼女がすごくにおいに敏感だから、僕も以前にくらべるとにおいについて考える機会が増えた。特に自分がくさくないかってすごく気になる。清潔感大事。

 いいにおいって思ってもらいたいし、そう思ってもらえないにしてもくさいなんて思われたくないからね!

 年齢を重ねて加齢臭とかしてきたら怖いし、もっとにおいに気を付けないとなあって思う。