かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

感情の伝わり

 彼女は思っていることをなんでも言ってくれる。良いことでも悪いことでもなんでも言ってくれる。

 僕がへこむようなことでも遠慮なく言ってくれる。彼女に「そういうぐずぐずしている所が嫌だ」って言われれば、あぁ僕はぐずぐずしてるんだなーってへこむけど、それを受け止めてじゃあぐずぐずしないようにどうにか頑張ってみようって思える。これを彼女が言ってくれなければ、僕はずっとぐずぐずしたままだし、彼女に嫌な思いをさせ続けることにもなってしまう。

 だから僕は彼女のそういう所が好きだ。

 なんでも言ってくれるって信じているから、僕は彼女の言葉の裏にある気持ちというのを考えなくていい。裏にあるはずの気持ちも彼女は言ってくれるから。

 僕は今まで相手の言葉に出てこない部分を推察して読み取ることで、上手く人付き合いして来たと思っている。だからもうそんなに意識していなくても、この人はこんなこと言ってるけど、心のうちではこんな反応を求めてるんだろうなとかこんな事言って欲しいんだろうなっていうのを感じ取れる。

 彼女に対してはそういうことを考えたことがない。彼女の言葉は素直で、彼女の心中をそのまま反映している。あまのじゃくな感じで真逆のことを言っている時もあるかな。とにかく彼女の気持ちをあれこれ考える必要がない。それだけ彼女が僕に心を開いてくれているってことだと思う。誰にでもそういう風にしているわけじゃないからね。おかげで僕はもしかしたらこんなことを考えているかも、何か言わないで我慢しているかも、って不安になったり考え込んだりしなくて済んでいる。

 彼女がなんでも言ってくれることで信頼されてるんだなあって感じるし、僕が彼女を信頼することもできる。いいことばっかりだ。

 僕も彼女みたいに言いたいことを言えるようになりたいなってずっと思っている。こんなことちょっと前のブログでも書いた気がする。彼女が僕を信頼して色々言ってくれているんだから、彼女を信頼している僕も言いたいことをきちんと伝えるべきだと思う。そう思って意識して自分の気持を彼女に伝えるようには試みている。自分の気持ちを素直に伝えるっていうのは思っている以上に難しいことで、なかなかうまくできない。考えがまとまらずただの感情の吐露になったり、話がそれたりしてしまう。その点彼女は自分の気持ちを伝えるのが上手い。感じたこと思ったことを分かりやすく言葉にして伝えてくれる。そうするとその気持ちを受け止めるのも容易だ。

 ただ感情をぶつけるだけではなくて、理性的に説明ができる彼女って凄い。