フェティシズム
不幸な女フェチという僕の嗜好について考えてみようと思う。
ドラマを観ていて、悲しい境遇に置かれて泣いているのとか、泣きたいのを必死にこらえて気丈に振る舞うのとかをみるとなんともたまらない気持ちになる。この間観たドラマでは主人公の彼女が、主人公がもう自分の事を好きじゃないことに気付いて、最後のお願いとして好きなふりをしてもらうっていう話があったんだけど、その彼女が可哀想で可哀想でうわああってなった。目に涙をためながら、大丈夫な振りをする感じ。大丈夫じゃないじゃあああんってなる。
過去の彼女の話を聞いて、彼女自身が悪くないのに相手のわがままに振り回されてつらい思いしていたのを知った時とか、そういうのも本当にだめ。可哀想でたまらなくなる。相手には凄くむかつくし、彼女にはもう二度とそんな思いをさせたくないって思う。こんなに素敵な女性になんでそんなことをするんだって。どうしてそんなにわがままに振る舞えるんだってムカつく。これは僕が彼女を好きだから感じることで、不幸な女性が好きっていうのとはまた違うか。とにかく彼女がつらい思いしているのってどうしても耐えられない。
ドラマを観てる時に感じるあの思いは何から来るものなんだろう。やめてええつらいよおおってなるあの感じ。不幸な女性に共感してしまうのかな。泣きながらも悲しみに耐えて頑張ろうとする姿とか。相手が完全に悪いはずなのに自分にも悪いところあったよねって反省する姿もだめだな。相手が悪いのに謝ってるのとか。相手に気遣ってるのとか。そういうのがだめだ。相手は傷つけた張本人なのに気遣ってるのってなんか健気な感じがするじゃん。違うかもしれんけど。
健気な子がだめなのか。不幸な境遇にいても健気さを失わない子フェチ。
でも純粋に相手の無神経な行動とか相手に酷いことされて傷ついているのもだめ。つらいよね、かなしいよねって僕まで悲しくなる。なんだこれ、僕の中の正義感が刺激されるのかなあ。
自分でもこの感情がどういう経緯で発生するのかいまいちしっくりこない。
ちょっとこれに関しては彼女に協力してもらって解明したいところ。