かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

回想

 今日はちょっと昔のことを思い出していた。前にも言ったけど僕が彼女と過ごした記憶は寒い季節から始まっているから、寒くなるとそれを思い出す。思い出すといっても一年も経過していないくらいの比較的新しい記憶だけど。

 今日は当時同じ職場で働いていた人と二人で僕の誕生日をお祝いしてくれたことを思い出した。仕事で着られるようにとカーディガンをプレゼントしてくれて、凄く嬉しかった。選ぶ段階で彼女が仕事で着ているカーディガンと色が被らないように気をつけてくれたみたいで、同じ系統の色だけどちゃんと違う色のカーディガンだった。当時はまだ彼女と仲良くなる前というか仲良くなり始めたころなので、彼女は凄く僕に気を遣ってくれていて、色が似ていたら僕が嫌がるんじゃないかとかそういうことを気にしてくれていた。色の系統が似ているということで、ごめんねって謝ってくれた記憶がある。今考えればむしろ似ていることは嬉しいくらい。当時の僕はカーディガンを貰えたことがまず嬉しかったし、その彼女の気遣いも嬉しかった。まだ彼女と似ていて嬉しい!という発想は生まれてなかったけど、嫌な気持ちは全く抱かなかった。

 今思えばあの頃から彼女の優しさとか気遣いを感じて、好きになっていたのかなあ。好きって思うまでの下準備をしていたみたいな感じかな。だんだんと彼女に惹かれていくのを自制していたところはあっただろうからなあ。

 あの頃はあの頃で楽しかったけど、今は彼女と仲良くなってあの頃よりもずっと楽しい日々を送ることができている。彼女と仲良くなるまで、幸せだなあなんて感じる日なかったからね。今は結構な頻度で思っている。

 今年の冬も彼女と過ごして、良い思い出を作れたらいいなって思う。特別な何かをする必要はなくて、寒い日に彼女と一緒にいられたことを思い出すだけできっと幸せだろうから。

 今年に入って彼女と仲良くなって、たくさん色々あったんだけどあっという間に日々が過ぎていって、あんまり振り返ることをする暇がないくらい。でもたまにはこうやって彼女と過ごした日々を振り返ると、当時の気持ちを思い出して懐かしく感じる。僕の彼女への思いが揺るぎないものだということも確認できる。

 この先も幸せと思える日々を彼女と送って行きたい。なんか妻のことを綴ったブログみたいになったな。