かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

イライラ棒

 今日は仕事中ずっとイライラしていた。彼女がいればそのイライラを話すことで解消もできるんだろうけど、今日は残念なことに彼女がいなかった。

 僕はできるだけ角が立たないように自分の主張を極力しないように努めている。これを完璧に遂行できるのならばいいんだけど、そうもいかない。どうしてもこれだけ我慢している自分、これだけ頑張っている自分というのを誰かに分かってもらいたい、褒めてもらいたいという願望が生まれてきてしまう。

 勝手に我慢して勝手に辛くなってイライラしてるなんてバカらしい。バカらしいんだけど、どうにも僕はこのサイクルから抜け出せない。どうしても、自分が我慢して事が円滑に運ぶのなら我慢しようと思ってしまう。それは結局、自分の意見を主張して険悪な雰囲気になったり、誰かに嫌われたりするのが怖いからで、保身のためなんだろう。一番楽な選択をしてしまっている。そして彼女は僕のこういう所があまり好きじゃないんだろうなと思う。

 その点彼女は、自分の主張をしっかりとしつつも、周りに気を配り、人間関係が円滑に運ぶように振舞っている。彼女が凄いから客観的に自分を見た時のダメさが際立つよね。彼女の考えがしっかりしていて、僕の不安定な意見を強化してくれて、それによって僕は自信を持つことができる。だからきっと彼女のお陰で、僕はちょっとだけマシな人間になれる。

 あぁそれはあるなあって今書いて改めて思った。彼女の存在で僕は強くなれる。彼女の為にって思えば僕が一人でいるときはできないこともきっとできるし、言いたいことも言える。彼女という存在が僕の背中を後押ししてくれる。

 彼女がいないと僕はただのヘタレに戻ってしまうのだけど。彼女がいてくれれば多少それがましになってると思いたい。ヘタレはヘタレなんだけどね。自覚してる。