かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

いらいら

 数日前に気にしてた新しい人は、彼女に嫌な思いをいっぱいさせやがった。許せない。いらいらした。むかつく。

 一日経過したのでさすがに怒りは落ち着いたけど、やっぱりむかつく。彼女とあいつを二人きりにしたくない。あいつが彼女に近づかないように僕が常にガードしていたい。クソ野郎め。

 彼女はかわいい。何をしていてもかわいい。あいつに特別優しくしていなくてもきっとかわいかっただろうし、厳しくしていたとしてもかわいかっただろう。普通にしているだけでかわいいし。あいつに彼女と仲良くなろうという意思があろうがなかろうが、可愛い子にはヘラヘラしちゃうような軽いやつだから彼女に近づけたくない。ああああむかつく。

 今日僕は別件でイライラしていて、彼女と一緒に働いているのは楽しいのにテンションが上がらなくてダメだった。

 でも彼女が優しくしてくれてすごく助けられた。二日前も同じような状況でイライラしていて、その時は彼女がいなかったからぐったりして働く気力をほぼ失った状態になってしまっていた。彼女がいてくれたらなあって何度も思った訳だけど、今日はその時願った彼女がいてくれた。彼女の気遣いと優しさは僕を優しく包んでくれる。甘えちゃだめだなあって思いながらも甘えてしまう。

 僕がイライラしている原因を彼女に話していたんだけど、話している途中で僕はこんな些細なことでイライラしていてだめなやつだなあって思った。自分の中ではどうしようもなく嫌でイライラすることなんだけどそれを彼女に話していると、とてつもなくしょうもない話に思えてくる。自分がいかに矮小な人間かを彼女に説明してしまっているような恥ずかしささえあった。でも彼女はそれを聞いて、僕が疲れていることを心配してくれた。そしてその優しい言葉に癒やされた。女神か。

 僕が疲れていて余裕がなくなっているとしても、彼女にあまり迷惑はかけたくない。でも最近すごく彼女に甘えたい。彼女に会いたくて仕方ない。どうしちゃったんだろう。いや、前からこんな感じだったっけ?

 彼女も完全に元気という状態ではないのに、僕と一緒にいる時は楽しそうにしてくれて、可愛い笑顔を見せてくれる。僕が彼女を気遣ってあげないといけないのに、彼女が僕を気遣ってくれる。彼女の優しさが嬉しい。

 できることなら彼女と一緒にまったりと過ごして疲れを取りたい。