かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

弱さ、不安

 職場に新しい人が入ってきた。男性。彼女が彼に好意的な印象を持つかどうかとか良い人だと思うかどうかはまだ不透明なんだけど、やっぱり少しだけ心配してしまう。彼女が、彼に僕にない良い所を見つけてしまって、それに魅力を感じて僕より彼のことが好きになってしまったらどうしようとかね。そうならない可能性の方が圧倒的に高いことは分かっているんだけど、不安がよぎった。自分に自信が持てない。

 彼女は可愛いいし、人当たりも良い。新しく来た彼が彼女に好意を持つ可能性だってある。

 こういうことを考えていると、自分って面倒くさい人間だなあって思う。

 彼女と彼が楽しそうに話をしていたら嫉妬してしまうかもしれない。彼女と彼が同じ日に出勤で、そこに僕がいなかったら気になって気になって仕方ないかもしれない。そんなことを言い出す自分が面倒だってのも分かる。

 彼女が僕を好きでいてくれることに安心はしてはいけないけど、かといって不安でたまらないなんていう状態でいる必要もないって理解しているんだけどね。

 彼女が僕を好きでいてくれること、そしてそれがそう簡単に失われるものではないことはよく理解している。彼女がそうやって僕のことを思ってくれているのがすごく嬉しい。だから少しだけ安心していたい。

 彼女に好きでいてもらうためにできる限りのことはする。それはこれからもずっと変わらない。

 彼女にとって特別な存在でいたい。かけがえのない存在でいたい。

 僕がそう思って努力していれば、彼女は僕のことを必要としてくれると信じている。

 だからきっと僕は以前に比べれば安心しているって言えるんじゃないかな。

 自分の弱さのせいもあって不安はまだまだ消えないけどね。