かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

形作る作業

 彼女はしっかりしていて意志も強くて、大体のことは一人でなんとかできるくらいの雰囲気を持っている。でもこれは彼女が頑張っているから与える印象であって、本当の彼女は当たり前だけど弱い部分を持っている。

 今日の彼女は何もないのにテンションが下がってしまい、悲しくなっていた。遠因はあるのかもしれないけど、今日特に何かあったとかではなく原因不明。

 ここのところ彼女は精神的に不安定というか無理をしているような状態が続いているのは僕も感じていた。そんな状態の彼女を僕の不用意な発言で傷つけてしまうこともあった。彼女が、表現はちょっと違うかもしれないけれど常に追い詰められているような、そんな状態であることを感じ取っていつつも、彼女に嫌な思いをさせてしまう自分が不甲斐なかった。彼女にも申し訳なく思う。

 今日は理由もわからず悲しくなってしまった彼女が、それによって僕が面倒な思いだったり嫌な思いだったりをしていないかと心配して謝ってくれた。自分が辛いのに僕のことを気にしてくれる彼女は本当に優しい。僕は一切嫌な思いをしていなかったし、むしろそういう状態を無理せず僕の前で出してくれることが嬉しかった。

 悲しんでいる彼女が目の前にいたら頭をなでてあげられるし、抱きしめてもあげられる。目を見て僕の気持ちを伝えることもできる。それが嬉しい。

 文章でのやり取りでとか電話で声だけでのやり取りだと、彼女に触れることができないからもどかしい思いはするけれど、それにしたって彼女がへこんでいる時に嫌な思いはしない。僕がしっかりして彼女を支えてあげなくてはと思う。

 彼女が不安になっているときに僕がそばにいてあげられることに喜びを感じるし、全力で彼女を助けてあげたいと思う。彼女のために時間を使うことも、心を砕くことも全く苦ではない。むしろ僕という存在が彼女の支えになり、助けとなるのならばなんだって喜んでする。

 悲しい顔をしているときの彼女もとても可愛い。僕が守ってあげなくちゃって思う。彼女を笑顔にしてあげたいと思う。そんな風に考えた時に、僕は本当に彼女のことが好きなんだって実感する。自分のすべてを投げ打ってでも彼女を支えたいと思える。

 彼女が辛い時は、いつだってそばにいて慰めてあげたい。どんな状態の彼女も支えてあげたい。

 僕はまだまだ人間として不出来で、未熟者でだめなやつだけど、それでもどうにか彼女のために何かしてあげたいって常に思ってる。彼女の気持ちとか求めているものとか察することができるように自分なりに一生懸命考えている。

 僕がこう考えているから、感謝しろって彼女に言いたいわけじゃない。これだけ僕は頑張っているんですよっていうアピールがしたいわけでもない。これだけあなたのこと思ってますよはちょっと言いたい。

 じゃあなんで書いているんだって言ったら僕の気持ちの整理だと思う。僕の中に彼女への愛おしさとか愛情を文章化するとこうなる。

 彼女に伝えたいことは、僕が君のためにしていることは嫌々とか渋々やっていることじゃなくて僕が自分の意志で望んでやっていることだから、申し訳なく思う必要はないよっていう、それに尽きる。

 こんなことを言っても、きっと彼女は僕を気遣ってくれるんだろうけどね。

 ありがとう。