かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

だらり

 今日は彼女とお出掛け。雑貨屋さんを見て回った。

 彼女と僕の好みはわりと似ているから、雑貨屋さんとか文具屋さんとか本屋さんとか行きたいと思う場所でもめることがない。行った先で気になるものが違うということはあるけど、とりあえず行く場所というのはすんなり決まる。僕は優柔不断だから、提案するのが苦手でつい彼女に決定権を委ねてしまう。それに対して彼女は希望をきちんと言ってくれるので嬉しい。でも僕はもっと彼女を引っ張っていくような強さを持たなきゃなあと思う。

 雑貨を見るのってとても楽しい。わりと高いものも多いから、なかなか買えないんだけど見ているだけで十分楽しめる。彼女といいなあと思うものが同じだったり、これすごいねって感じで話せるのが楽しい。あと楽しそうに見て回る彼女が可愛いから僕はそれを見ているだけでも楽しい。もちろん楽しさを共有できていることが喜びなんだけどね。

 その後は彼女とゲームをしながら過ごした。ただまったりとゲームをしているだけなんだけど、彼女と一緒にいられると楽しくて時間があっという間に過ぎた。彼女とは目的を持ってどこかへお出掛けするのも楽しいんだけど、こんな感じで休日の自分の部屋みたいな気軽さでだらっと過ごすのが楽しい。真剣にゲームをやっている彼女の横顔が可愛い。僕がゲームをしているのをみていて楽しそうな彼女も可愛い。僕が出したスコアを抜こうと頑張る彼女が可愛かったなあ。

 僕は彼女といて、飽きを感じることがない。厳密に言えば別のことに興味が移ることはあるけれど、今していることが嫌だから別のことしたいっていうのは思ったことがない。もうこれやりたくないから終わり、みたいなことにはならない。それは話をしたり触れたりしていればそれだけで僕の心はかなりの割合満たされるからだと思う。

 彼女の時間を僕といることに使って貰えてるってことが、僕の愚かな独占欲を満たしているんだろう。愚かな感情だと思うけど無くなってくれないんだよねえ。

 でも僕が彼女を独り占めしなくても、彼女は僕の方を見ていてくれているんだって最近思えるようになった。多少前進した感がある。

 彼女が僕と過ごしてくれる時間が増えるほど、僕はそういう風に思えるようになるんじゃないかなあって思ってる。きっと僕は彼女と出会ってから急ぎすぎていたんだと思う。焦ってもいたと思う。

 彼女と過ごす時間によって僕に余裕が生まれてきているのは確かだ。それを彼女にとっても僕にとっても良い方に作用させていきたい。