かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

備忘録

 僕はどうやら彼女に感情を隠せないみたい。

 他の人には隠しておける感情を、自制を超えて出してしまう。

 これが悪いことだと僕は思っていなくて、自分の感情を隠さず出せることはむしろいい事だと思っている。彼女が僕に対して感情をあらわにすることも全く悪いことだと思わない。むしろどんどんしてもらいたい。

 感情を出すこと自体は悪いことではないと思うけど、僕が彼女に対して感情を隠せないのは、彼女に甘えているからという所が良くない。

 へこんでますよーとかしんどいですよーっていうのをアピールしたくなってしまう。

 それで励ましてもらえたり労ってもらえることを期待してしまっている。

 それもまあ彼女が受け入れてくれる程度ならいいと思う。でもそれが度を越して僕自身のことばかり考えて彼女のことを蔑ろにして、自分の欲求を満たすためにそういうことをするようになってはいけない。

 そういう時って大体勝手に追い詰められている。追い詰められると視野が狭くなって、思考も鈍ってろくなことにならない。普段なら見えていること考えられることができなくなってしまう。言葉足らずになったり不用意な発言をしたり、しっかり話を聞けなかったり。

 だからへこんでいる時は自分がつらいってことばっかりが先に出てしまって、それを受けた彼女がどう思うかなんてことが考えられなくなってしまう。そういう時の僕は最低だと思う。

 ましてやその時の僕は自分の考えていることをうまくしゃべることができず、思いが伝えられないとなると、彼女はどうすれば良いのか分からない、僕が何を考えているのか分からないとなってしまって困ってしまう。

 僕は自分の考えていることを素直にぽんっと出すのが苦手。苦手っていうのは逃げだね。できていない。

 これを言ったらどうなるか、これを言ったらどう思われるか、なんて考えが先行してがんじがらめになって何も言えなくなってしまう。

 だから切迫した状況に置かれると何も言えなくなってしまって、彼女に嫌な思いをさせてしまう。どうにか改善したい。

 喋り出すまでに時間が掛かってしまうかもしれないけど、自分の中で思っていることを整理してきちんと彼女に伝えるようにしたい。彼女ほど理路整然とした発言がぽんぽん出せるわけではないので、彼女にはちょっと待ってもらうことになるかもしれないけど、とりあえず何も言わないということを無くしたい。

 僕の思いをしっかりと伝えて、彼女の意見をしっかり受け止められればいいと思う。

 一方的な感情の押し付けをしたり、彼女の意見を流してしまってはいけない。

 何度も同じ過ちを繰り返してしまわないように、僕はこれを忘れてはいけない。