かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

彼女の視点

 彼女の考えていること、見ているものというのは今までの付き合いの中である程度分かるようになってきたと思う。言いたいことを彼女が言う前に理解したり、彼女の目線で何を気にしているのか理解したり。でもそれってやっぱり完全ではない。当たり前だけどね。彼女は僕の想像もつかない視点から物事を捉えていたりするし、考え方も似ているようで似ていない部分はたくさんある。

 彼女の視点には感心させられることも多い。その発想はなかったっていうような面白いことを言ったりやったり。僕が思いつかないような解決策を提示してくれたり、僕がいけるとおもった意見に対してだめな理由を提示してくれたりして、僕の狭い視野を広げてくれる。

 僕に足りない部分を補ってくれることで非常に助かっている。

 不安な意見でも彼女に聞いてもらえてOKなら安心できるみたいな。

 彼女が他人をどう見ているのかっていうのは何となく分かるし、彼女自身が僕に周りの人の話をいっぱいしてくれるからそこからも読み取れる。

 ただひとつわからないのは、僕が彼女からどう見られているのかということ。

 それについてポジティブに考えようとすると、それは僕の願望でそう思いたいだけなんじゃないのって思ってしまう。逆にネガティブに考えると、そこまでじゃないだろうっていう謎のポジティブさんが自主的に心を守りに入る。

 彼女の僕に対する評価を自分で考えるのは無駄だって分かってるんだけど、気になってしまうのよね。

 彼女が僕に伝えてくれている部分もあるから、もちろんそこに関しては嬉しく受け止めている。きっと彼女は僕が思っているよりも僕のことを見ていて、僕のいい所も悪い所も理解しているんだろうなって思うとやっぱりその細かく知りたくなる。

 悪い所を羅列されたら僕は確実にへこむけどね。知らないほうがいいんだろうと思う。少なくとも積極的に教えて教えてっていくものじゃない。

 彼女の考えていることをもっと汲み取って彼女の求めに応じられるようにしたいな。彼女くらいの鋭い視点を持ちたい。