かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

話術

 どうやら昨日で100記事目だったよう。だからって別になにもないよ。

 今日は僕がお休み。彼女はお仕事。こういう日は僕が手持ち無沙汰になりがちだけど、幸いやることもあったので有意義に時間を使えたと思う。

 休みの日はゆっくりできていいんだけど、一つ問題がある。彼女と話す時に引き出してくる話がない。

 何か特別なことをしていればそれを話題に上らせることもできるんだろうけど、僕の休日はだらっとしているから彼女に話す程面白いことがない。

 でも僕は彼女と話がしたい。そう思って僕がひねり出す話題はつまらなくなってしまうから非常に申し訳ない。

 今日は別に僕が話をするのが下手くそですよっていう話をしたくてこれを書いてるわけじゃない。

 彼女はお話がすごく上手ってことが言いたかったんです。これは僕が思ってるだけじゃなくて、どうやら彼女の周りの人達もそう言っているようだからかなり信ぴょう性の高い情報です。

 彼女は出来事をかなり正確に覚えていて、それを分かりやすく伝えてくれる。その場に立ち会ってはいないけれどそれに近い臨場感を得ることができる。彼女がオチがないって断ってから話してくれるものでも、十分に楽しめるお話になるし、仮に同じ出来事を僕が話したらと考えると悲しくなるくらいに彼女の話は面白い。

 些細な出来事を、ちょっと面白い出来事に変える力を持っている。

 だから彼女の話を聞くのは凄く楽しい。彼女が僕と関わりのない人の話をしてくれる時があったけど、僕はその人達のことを全く知らないのに、彼女の話から色々想像してなんとなく知り合いになったような気がしてしまった。

 人物像を把握するのが上手いんだと思う。こういう人でねっていう彼女の紹介は非常に分かりやすい。

 彼女の話は、基本的な流れに彼女の考察結果や率直な意見、感情がうまい具合に盛り込まれているから面白いと感じるんだろう。ただ事実を伝えるだけには決してならない。

 なるほど。僕は事実だけを彼女に伝えているから面白く無いのか。単発の感情だけを彼女に伝えているから。それを受け止める相手のことを考えていないのかもしれない。自分がこう言った時に相手はどう感じるのか、そしてどういう反応を返してくるのかというところまで考える必要があるのかな。

 そして彼女はそれができているってことか。すごい。

 何度も言っているように彼女の話は面白いから、つい僕が聞き手になって楽をしてしまうけど、そうすると彼女が僕を楽しませ続けなくてはいけなくなってしまうから、僕はもっと話ができるようにならないといけない。

 彼女を楽しませられるように。