退屈と寂しさ
今日は僕が仕事で、彼女は休みだった。彼女に会えない日。
彼女は予定があっておでかけしていたから、僕が仕事中余裕があるときに連絡を取ることもできなかった。
彼女がいない職場は恐ろしくつまらないので、必然的に僕のテンションも下降していく。そもそも仕事に来る時点で低いんだけどね。
仕事が終わりかけた頃に、彼女がちょっとした用事のため職場に来てくれた。来てくれるかなあってちょっと期待していたので嬉しかった。嬉しかったんだけどテンションが上がらなかった。
いつもと違う僕を彼女が心配してくれたんだけど、僕もこの感情がどういうものなのかよく分からなくて、彼女に気持ちを上手く伝えられなかった。仕事が後半忙しくて、時間に追われていたのもあるだろう。一人で黙々と作業をしているとテンションが下がるってのもある。
彼女が連絡を取らなかったからテンション下がったのかって聞いてきたけど、僕はそれに関してはなんとも思ってなかったので違うって言った。でも彼女が帰ってから考えていたら、あんまり意識しようとしてなかっただけで連絡取れなかったのが寂しかったのかなあって気付いた。彼女に対してなんで連絡くれないの?という思いがあったわけではなくて、単純に彼女と連絡を取れない会えないことが寂しかったからどうにもテンションが下がり続けていたのかなあって。
寂しいってことを意識しないようにしていたから本当に気付かなかった。
彼女が来てくれたのは本当に嬉しかった。できればもっと話がしたかった。もっと彼女を見ていたかった。
本来は会えないはずの今日会えたことを喜ぶべきだし、わざわざ来てくれた彼女に感謝しなくちゃいけない。
とっても嬉しかったよ。