かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

優しさの上で

 今日は彼女と遊んだ。最近彼女と会える日が仕事も含めて多いので嬉しい。

 彼女のパソコンの調子が悪いということで、今日はそれをどうにか改善しようと目論んでいた。

 必要なパーツを揃え、入れ替えを行ったのだが、なぜかうまく起動しない。動作の改善どころか悪化してしまって僕は焦った。原因がよく分からず、時間が過ぎてしまったのでとりあえず僕の家に持ち帰ることにして、パソコンのリニューアルは後回しにした。

 やる気満々で自信もあったのだけど、うまく行かずにちょっと落ち込んだ。僕より彼女のほうが自分の持ち物の調子を悪化させられたのだから落ち込んで然るべきなんだけど、彼女は僕を励ましてくれた。優しい。彼女の優しさに僕はだいぶ救われて、その後の時間を楽しく過ごせた。

 直せるって言ったじゃんくらいに責められても文句は言えないのに、気にしないって言ってくれた彼女。

 僕を信頼してくれて、この作業を任せてくれたのにその期待に答えられなくて申し訳なく思った。

 家に帰ってきてこのブログを書いている現在、持って帰ってきたパソコンは無事起動してリニューアル中である。

 そのことを彼女に伝えると喜んで貰えた。感謝の言葉も貰えた。喜んで貰えて凄く嬉しい。

 僕が勝手にやりたいといってやらせてもらって、途中失敗したのに責めもせずに、感謝してくれる彼女は本当に優しい。

 きっと彼女は僕がなんとか役に立ちたいと思ってやっていることを理解してくれて、私のためにありがとうという意味でも感謝してくれているんだろう。これが思い上がりだったらかなり恥ずかしい。

 僕が勝手に言い出したことで、彼女はそれに付き合ってくれているという立場なのに、ありがとうっていう気持ちをちゃんと持ってくれている。勝手に言い出したことだから勝手にやってちゃんと責任は取れ、なんていうスタンスにはならない。僕はそれが凄くうれしくて、そうやって感謝してくれる彼女がすごく好きだ。

 彼女の優しさに僕はいつも助けられている。

 僕が彼女に感謝されたいっていう下心をもってやっていることを、それを理解した上で感謝してくれるんだから。

 彼女の手のひらの上でうまく転がされているのかな。