かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

パートナー

 今日、僕が以前行ったことがちょっとした問題になって、上司に確認を取られた。一ヶ月くらい前の話なので、僕は当時の詳細を思い出せず、事実確認がほぼできずに終わったのだけれど、僕がミスをしてしまった事は確実だった。

 この仕事も長いので、問題にならないラインを見極めて自由にやっているつもりだったけど、今回はやらかしてしまった。ちょっと気が緩んでいたのかなあ。

 それで僕はちょっとしたミスでも、まあいいか!と思えずにへこんでしまう面倒くさい人間なので、今回も見事にへこんだ。

 そもそも今日は気分が沈んだ感じで、テンションが上がらず困っていたのに出勤して早々その話をされたので更にテンションが下がって、元気がなくなるを通り越して、全てのものにムカつくというような状態になっていた。

 そんなとき僕が頼るのは彼女だ。話したくて話したくて仕方なかった。彼女なら僕の話をしっかり聞いてくれるって思えるから。

 僕の話を聞いた彼女は、突き放すでもなく甘やかすでもなく、適度な距離感から僕を励ましてくれた。人の励ましってあんまり素直に聞けないんだけど、彼女の話は特別。テンションががっつり回復したわけじゃないけど心はだいぶ軽くなってその後の仕事をなんとかやりきれた。

 僕のダメな部分も、弱い部分も彼女になら見せられる。心の底から彼女のことを信頼している。

 今日、彼女が出勤していない日は、僕一人で戦っているんだなあって思った。周りに仲間はいるんだけど僕は誰も頼りにできずに孤立して戦っているような、そんな感じ。彼女がいれば一緒に戦ってくれるんだけど。戦うってのは、仕事をするってことね。うん、一応。

 僕のことを理解してくれて、僕も彼女の事を理解していて、そんな状態で一緒に働くと凄く楽なんだよね。多くを語らなくていいし、彼女のやりたいこと、僕のやりたいことのすり合わせがほぼ必要ないくらい共通した意識で働けるし。

 彼女は最高のパートナーだと思う。今まで働いてきて、こんな風に思えるのは彼女しかいない。どれだけ彼女が仕事ができて貴重な存在か、もっと周りは自覚するべきだろう。

 僕を含めみんな彼女にもっと感謝しなくちゃいけない。