かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おすすめ

 僕は彼女に色んな物をおすすめしてもらっている。

 CDやDVDや本。

 彼女と趣味は合うけれど元々好きだったものは結構違う。だから彼女のすすめてくれるものは僕にとって新たな発見になる。そしてそれがうまいこと僕にフィットする。

 大抵の場合、誰かに何かをすすめてもらってそれを気に入るってことはあってもそこまで深く好きになるってことはない。でも彼女がすすめてくれるものは違う。これは彼女にすすめられたというある種のプラス補正が掛かった状態だからかもしれない。しかし、そうであるかそうでないかは僕にとってどうでもいいことで、彼女のすすめてくれるものを僕が気に入って好きになることが多いという事実が重要だ。これ結構凄いことですよ。

 僕がすすめたものに関しても彼女はしっかりと興味を示してくれる。興味が無い分野だとしても先入観で排除することはない。紹介したものをどれくらい気に入ってくれているかはわからないけれども、少なくとも受け入れてくれている。それが嬉しい。

 彼女がすすめてくれるもの、僕がすすめるもの、それがお互いにとって全て気に入るものである必要はないけど、気に入るものが多いことは良いことだよね。自分が紹介したものを自分の好きな人が気に入ってくれるってかなり嬉しい。

 大げさかもしれないけど自分の一部を受け入れて貰えたような、そんな気持ちになる。

 そうやって僕と彼女の共通して好きなものが増えていって、語れるものが増えていけば、より一層彼女と近づけるような気がする。僕の与えた影響が彼女にとって大きくなればなるほど嬉しい。

 僕の中には彼女からすすめられた数々のものが根付いていて、それに触れる度に彼女を思い出せる。凄く幸せ。

 僕の生活に彼女がすごく深いレベルで染みこんでいるんだと思う。