かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

好きのカタチ

 今日も彼女と会えない。時計を見る度、彼女は今何しているだろうって考える。

 僕の生活はもはや彼女無しでは空虚なものに成り代わってしまうほどに彼女と共にあって、僕の思考の中心にはいつも彼女がいる。何かと物事を彼女基準で考えてしまう。

 気になる音楽を見つけた時、これを聴いたら彼女は気に入るだろうかと考える。

 面白い事を見つけた時、これを話したら彼女は楽しんでくれるだろうかと考える。

 美味しいものを食べた時、これを食べたら彼女は美味しいと言ってくれるだろうかと考える。

 もちろんそれを彼女にすべて紹介しているわけじゃないんだけど、とにかく何かしてるとき結構な頻度で彼女のことを考えている。

 だから逆に彼女も僕のことを考えてくれていることがわかると凄く嬉しい。

 そういう嬉しさが積み重なって、もっともっと彼女を好きになっていく。彼女がくれる様々なもので僕は更に彼女に惹きつけられていくのだ。

 彼女と過ごせば過ごすほど彼女を好きになる。徐々に好きの形も変わっているのかもしれない。

 最初は単純に、彼女の見た目もそうだし、表面上に出ている性格とか少し見え隠れする弱い部分が好きだった。今は彼女のことをたくさん知ることができて、それでもなお当初の好きという気持ちは持ち続けているんだけど、でもそれに加えて新たに知った部分、彼女の可愛い所とか面白いところ、彼女の好きなもの嫌いなもの、そんな彼女に関することを知れば知るほど、好きという気持ちが補強されていく感じ。だから当初の好きという気持ちとは根本は同じだけど、随分と形は変わっているんじゃないかなって思う。

 きっと僕の彼女に対する接し方も変わっただろうし、彼女が僕に対しての接し方も変わったと思う。僕にとって彼女の変化は凄く嬉しい。僕に気を遣わず、自由に感情を出してくれるのが嬉しい。気を遣ってくれてる部分があるのも分かってる。彼女と仲良くなったときから、本音で彼女と向きあおうと思っていたし、今もそうしているんだけれど、以前に比べて自然に本音を出せていると感じる。より無理をしなくていいというか。もちろんほとんど最初から無理なんてしてないんだけど。自然体でいける。

 だから僕が彼女に対して誇れることは、僕が無理をして接していないよっていうこと。この程度のことで誇れるかどうかの判定はみなさんの良識的な判断に任せるけど、とにかく僕はこれが結構重要だと思っている。無理してればいつかボロが出ちゃうからね。

 彼女が自然体で接することのできる相手で良かったし、こんな僕を受け入れてくれる人で良かった。

 そんな風に思って幸せを感じている。