かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

心の距離

 たまに僕と彼女の距離感について考える。

 物理的な距離感もそうだけど、主に考えるのは心の距離。

 僕は彼女とできるだけ近くにいたい。彼女のことを一番近い距離にいて一番理解していたい。

 では彼女はどう思ってくれているんだろう。

 彼女が僕を信頼してくれていて、ありのままの姿を見せてくれているのは分かる。ということは彼女と僕の距離はかなり近いことになる。でもどうしてか僕はそれを理解しているようで理解していない。

 この状況で安泰とは思えないし、彼女が離れていってしまうのではないかという恐怖に苛まれることもある。

 僕は不安なのだ。彼女が明日から僕を必要としなくなってしまうんじゃないか、明日ではないにしてもこれから先いつか僕を必要としなくなってしまうんじゃないか、なんて考えてしまう。いくら考えた所で答えなんて出ない不毛な思考であることは分かっているけど、どうしても考えてしまう。それだけ僕が彼女のことを必要としているってことだと思う。

 彼女がいたずらでわざと僕に冷たい態度を取る時がある。僕だってそこまで馬鹿じゃないので、その態度が本気か本気でないかは判断できる。判断できるのだが、なんかメンタルの調子が悪い時はへこんでしまう。普段なら彼女のその態度が8割以上の確率で嘘だと思って安心していられるんだけど、不安定な時は残りの2割を考えてしまってへこむ。

 そんなへこんだ僕を見て優しくしてくれる彼女が結構好きなんだけど、彼女の前でへこんでいる自分もちょっと嫌で困る。でも彼女が優しくしてくれるとすぐ元気になっちゃう。嬉しい。

 そういうことが何度かあったので、彼女は意図的に僕をへこませる術を会得した。僕にわざと冷たい態度を取って反応を伺ってくるのが可愛いんだけど、へこむので複雑な心境。まあでも構ってもらえるのが嬉しいので総合的に見たらプラス。

 どうでもいいけど僕の中で「ごっぽり」って表現が流行ってるけど、内側で流行ってるだけなので全く外に出してない。使う機会がない。

 終わり。