かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

制御できない心

 タイトル考えてると、今日は何について書こうって考えてしまって、それが枷となって自由に書けなくなってしまうのかなあと思った僕はタイトルを考えるのを後回しにした。

 彼女について語ろうとするとまず何を思いつくか。

 彼女の人気っぷりか。そう、僕が嫉妬せざるを得ない彼女の人気ぶり。もちろん彼女が人気だから彼女に対して嫉妬してるわけではないよ。嫉妬するっていう言葉って難しいね。

 彼女が人気者で、彼女に対して楽しげに話している男たちがむかつく、羨ましいという意味での嫉妬ね。まあこれはこんな説明せんでも理解してもらえるとは思うけれども。

 どの程度彼女が人気者なのか、ここで説明しないといけない。恐らく彼女は否定するんだろうけれど。

 というわけで、彼女を取り巻く人間関係の中でも特に目立つクソ野郎どもを紹介します。

 そのいち。だるまさん(仮称)37歳とかそれくらいの職場の上司的な人。気分の浮き沈みが激しく相当な気分屋。ただし彼女のことはお気に入りで、機嫌が悪かろうがベタベタしにいく。セクハラはしてこない。いやもう存在がセクハラ。僕は許さない。話が長くてつまらない。自分のことをまだ若いと思っていて若い女の子を狙っている。

 そのに。くず(仮称)23歳くらいよく分からん。年下。プライドが高い自己中。口先だけのクズ。やるやる詐欺常習犯。責任感という言葉と対極にいる。僕が職場に来るまで、彼女とかなり仲良しだったがいろいろあって彼女のほうが若干心の距離を置いている。でもくずは彼女のこと大好き。

 ねえこんな悪口書いて僕の世間的評価は大丈夫かしら?

 察してもらえたとは思うけど、僕はこの二人が嫌い。細々と紹介していくならもっと何人かいるんだけど、もう面倒臭いし彼女のことを気に入ってる気持ちの悪い奴らはきっともういっぱい居て、とにかくそいつらみんな大っ嫌い。

 彼女のことを気に入っていてベタベタしてくるという点が嫌いなのに加えて、人間的にも嫌いだから手に負えない。

 でも仕事上円滑に物事を進める上で仲良くしている。偉い。彼女もそういう視点からみんなと仲良くやっている。偉い。

 こういうろくでもない奴らに彼女は好かれやすいみたいだ。凄く好青年に彼女が好かれていたとしたらそれはそれで嫌だし僕は鬱になるかもしれないんだけど、とにかく現状そういうことにはなってなくて、ろくでもない奴らばっかりが彼女にベタベタしている。

 彼女は優しくて良い子で、相手の求めていることを察する力もあるから、どうしてもそのクソ野郎共にも優しく接してあげる。んで優しく接してもらえたほうは、ああ俺のこと好きなんだとか思っちゃうようなそういう勘違いに虫酸が走る。

 ベタベタしに行くこと、彼女の優しさに甘えることが気に食わない。

 この僕の感情を一言で表すならばそれは「嫉妬」である。

 彼女の人気者ぶりを語るつもりが、僕の醜く汚い部分をさらけ出すことになったのはどうしてだろう。

 とにかくそういう人達やら、お客さんやらに彼女は好かれるのだ。大人気なのだ。

 もちろんパートの奥様方や、お子様にも人気。

 彼女の人当たりの良さと、相手に合わせる力というのは素晴らしいものがあって、僕には真似できない。素直にすごいなあと思う。

 彼女が人気者でないよりも、人気者であるほうが嬉しいのだけれど、同時に僕は彼女が遠い存在のように思えてしまう時があって寂しくなるのだ。もちろん彼女は僕一人のものではないし、僕が彼女を専有する権利などないのだけれど。

 これじゃあ僕がヤキモチ妬きで女々しいっていうのを宣言しただけじゃないのか。

 まあいいや。