かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

プレゼントバス

 今日、僕は用事があったので仕事前に出掛けた。

 わりと栄えている駅前に行ったので、ついでにお買い物をすることにした。

 今日はみずまんじゅうくんのお誕生日。用意しなくていいよって彼女には言われていたんだけど、プレゼントを探してみることにした。

 車のおもちゃをあげたいので、みずまんじゅうくんが気に入りそうな車を探す。

 ミニカーをあげたいけど、小さい車よりも掴みやすいそこそこ大きい車のほうがいいはず。

 リアルな車のおもちゃの品揃えは良くて、探しながらわくわくしたわけだが、結局これだ!!っていうものに出会えず、お店を出た。

 近くにある百貨店に、おもちゃを扱っているフロアがあるので、そっちでも探してみることにした。

 普段あんまり徒歩移動しないので、たかだか数分の移動距離でも足に来る。

 春休みだからか、子供連れの夫婦、大学生くらいのカップルや小学生の集団などなど、人であふれていた。

 この時、彼女に車のおもちゃを探していることを連絡してみた。買わなくていいよって言われるかなと思ったけど「買ってくれてもいいよ」って言ってくれた。絶対買おうって決意したよね。

 おもちゃコーナーで、音がなってライトが光るパトカーのおもちゃを発見。これすごくいい!って思って彼女にこういうのあるよ!ってお伝えすると、すてきって言ってくれたものの、みずまんじゅうくんが好きなのはバスだと教えてくれた。

 バスならさっきの家電量販店にあった気がする!って思って僕はもう一度お店へ向かった。

 期待通りバスを発見。しかし思っていた以上にバスというジャンルに種類があって、都営バスや観光バス、幼稚園バスなんてのもあった。種類が多いとどれが良いのか悩む。

 しばらく考えた結果、最もスタンダードなバスである(と僕が思う)都営バスを買ってあげることにした。

 ラッピングもバッチリ。

 買い物を済ませて、一旦家に帰ってきた。

 彼女の家の都合の良い時間帯に、みずまんじゅうくんへのプレゼントと、彼女へのおみやげ(百貨店で買った美味しそうな漬物)を持っていくことにした。

 仕事前に寄るのがちょうど良さそうだったので、いつもより早めに家を出て、彼女のところへ向かった。

 彼女のはからいで、みずまんじゅうくんに直接プレゼントを渡すことができた。

 みずまんじゅうくんのお母さんや、彼女のお母さんにもお礼を言ってもらえて、恐縮した。

 真顔で包装紙をびりびり破いて、中身を取り出したみずまんじゅうくんは、バスを見て「でんしゃ」と言った。可愛い。

 喜んでくれたようで、嬉しそうな顔をしてバスを握りしめてた。

 ありがとって言ってと促されて、僕にはにかみながら「ありがと」って言ってくれるみずまんじゅうくんは天使だ。

 一度バスを握りしめて走り去って行ったのだが、もう一回戻ってきて、誰に促されるでもなく、ありがとって言ってくれた。最高に可愛い。めっちゃいい子やんけ!!思い出すだけで心が温まる。

 仕事までにまだ少し時間が合ったので、ももまんじゅうちゃんにも会わせてもらえた。もちもちしてて可愛い。

 そのあとしばらく彼女とインテリアの通販雑誌を見ながら話をした。

 気に入ったところに印を付けてくれてあったんだけど、それを観た僕も全部気に入った。気が合うってうレベルで済ませられるのかなこれ。彼女がそういうの好きだから合わせてあげようっていうんじゃなくて、ほんとに良いって思える。おもしろい。

 もっとたくさんのインテリアを彼女と一緒に見て、ふるいにかけていきたいなって思う。すごく楽しい。家具選びとか部屋の雰囲気の好みがこれだけ近ければ、お互いが高いレベルで満足できる部屋を作れるんじゃなかろうか。

 早起きして、用事を済ませ、プレゼントとおみやげを買って、みずまんじゅうくんとももまんじゅうちゃんに会えて、彼女と楽しい話ができて、めちゃくちゃ充実した一日だった。おかげで仕事中眠くて眠くて大変だったけどね!

 最近毎日楽しい。

 彼女のおかげだね。ありがとう。