かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

砂の芸術

 今日は僕も彼女も休みで、彼女が買い物に行くというのでご同行させてもらうことにした。

 ちょうど彼女の依頼で注文した、サンドピクチャーが届いており、ついでに渡そうと思って持って行く。

 いつもと違うところで合流することになっていたので、ちょっと僕が不安になったけど彼女は無事到着。ふらふらしてたら彼女の姿が見えたので安心した。彼女はしっかり者だし、大抵のことはそつなくこなすんだけど、苦手なものは突き抜けて苦手なので、心配しすぎて損になることはないなと、いろんなことを過剰なくらいに心配するようにしている。今回の場合不慣れな場所にやってくる彼女が、どうやって目的地にたどり着けばいいのか不明瞭で、困ってしまうかと心配したのだが、大丈夫だった。この調子で、彼女が普通にできることにまで心配してしまうと余計なお世話になるので注意が必要だ。

 お金をおろして、服屋さんへ行って、彼女の欲しいものを購入。ついでにみずまんじゅうくんへのプレゼントを買った。ズボン。動物の絵が描いてあるかわいいやつ。彼女がそれを見つけたんだけど、僕もそれを一目見て良い!って思った。そしたら彼女が、他にも良いのあるかもって探しだしたから僕はずっと、それが一番いい!それが一番いい!って言ってた。

 彼女は季節的なものとか、性別とか、いろいろ考慮しててえらかった。僕は気に入ったものをそれがいい!それがいい!と言い続けるだけの馬鹿だった。結局、僕の主張が通って、その可愛いズボンを買うことになった。嬉しい。

 次なるお買い物の目的地としてドラッグストアに行ったんだけど、買おうと思っていたものがない。仕方がないので予定外のスーパーへ急いで向かった。こちらでは目的のものを手に入れられて一安心。ケーキを食べたいと彼女が言っていたんだけど、ここには良さそうなものが無くて諦めた。

 今日は買い物するというだけの目的での外出だったため、そんなにゆっくりする時間はなくて、ここで解散となった。

 一緒に買い物するのが楽しくて、僕はずっとはしゃいでた。楽しい!楽しい!ただ買い物しているだけなのにこんなに楽しいのはおかしい!って思ってた。

 休日に目が覚めて、隣に彼女がいて、起きて、遅めの朝食を食べて、じゃあちょっと出掛けよっかって言って出掛けて、帰ってきて、ゆっくりと残りの休日を楽しむという一日がすごく良いなあと思うわけなのですが、頭のなかでいろいろ補完すれば今日はそれに近い過ごし方ができたかなあと思うのでした。

 おしまい。