かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

何度目かの問い

Q.彼女が怒っています。

A.原因があなたにあるのか、はたまた他のなにかなのかをまず知らなければなりません。

 これはすぐに判明することでしょう。原因があなたにあって、まだ比較的容易に状況を回復させることができる状態であれば、彼女が怒りの原因を直接教えてくれます。

 彼女は不快に思ったこと、間違っていると思ったことは直接きちんと伝えてくれます。ただしそれは伝えて意味があると彼女が思ってくれている場合です。こいつには言っても無駄だと思われたら最後、なにも言ってくれなくなります。

 つまり、彼女が原因についてきちんと話をしてくれる場合は修復が比較的容易であると考えてよいでしょう。この場合、彼女の話を聞いて自分の行いを反省し、間違いがあればそれを認め、こういう部分が良くなかったという反省点を彼女に伝え、謝罪しましょう。

 一言、ごめんねと謝るだけではなく「ここがこういう風に良くなかった、これから気を付けるよ、ごめんね」というような、反省と対策と謝罪をセットにして彼女に伝えるのが一番良い謝罪方法です。

 一度の謝罪では許してもらえない、無視されてしまうというような状態は深刻な状況です。

 彼女の怒りが収まらず、こちらの謝罪を聞き入れる気が起きない、あるいは聞いても許そうという気持ちになれないということを表しています。

 その場合、こちらが取ることのできる手段は一つ。許してもらえるまで謝る、です。聞いてもらえなくても、返事してもらえなくてもとにかく謝る。こちらの謝罪する気持ちが少しずつ彼女に伝わっていきます。

 ここで、聞いてもらえないからといって、謝るのをやめてしまうと、もう二度と彼女との関係は修復できないので十分注意してください。

 彼女を怒らせてしまった場合、彼女がなにについて怒っているのか、自分のどこが良くなかったのか、どうすれば良かったのか、そして今どんな気持ちでいるのかというような部分をよく考えて、彼女に真剣に伝えれば殆どの場合、許してもらえます。きちんと筋を通すというのかな。ちゃんとした姿勢で謝れば必ず彼女に伝わります。

 彼女があなた以外の原因で怒っている場合。とりあえず彼女の話を聞きましょう。一通り彼女の話を聞いたら、それに対する感想や意見を述べましょう。へーそんなことがあったんだーで終わらないように、話を聞きながら、自分の中で引っかかる部分とか、良くないなと思った部分とかを考えておいて意見を述べましょう。

 必ずしも彼女の怒りに賛同する必要はありません。彼女は単なる同調を求めているのではなく、起こった事柄に関する、公正なジャッジを求めています。彼女が感じている怒りが正当なものなのかどうかという第三者(あなた)の意見を聞きたいと思ってくれています。

 僕の体感では、彼女が怒りを感じている場合、彼女の怒りが正当である確率はかなり高いです。あなたもそう感じたのであれば、全力で彼女の味方をしましょう。

 彼女の怒りを収めるためには、原因をなくすことが一番ですが、世の中面倒くさいようにできているので、単純にその原因をなくすということができない場合が多いです。

 そこで、彼女の気持ちを理解し、賛同することや、一緒に問題点や対策を考えることが必要になってきます。そうすることで、彼女の怒りは少しずつ収まってくるでしょう。

 しかしなにかのきっかけで、彼女の記憶が揺さぶられ、一度収まった怒りが再燃することがあります。その場合も落ち着いて彼女の話を聞きましょう。

 彼女が怒りを感じている場合、とにかく自分は彼女の味方であること、彼女のそばに寄り添うことを心がけましょう。

 彼女は心配性なので、自分の気持ちや考えが正しいのかどうか不安になってしまいます。そんな時すぐそばにいて、大丈夫だよと安心させてあげられることが重要です。

 自分の物差しで彼女の感情を測らず、必ず彼女の話を聞き、彼女の考えに寄り添いましょう。

 以上です。