かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

おでかけ大失敗編

 今日は彼女と遊んだ。

 いつもは水曜日にお出かけなんだけど、いつもと違う曜日。

 なんでかっていうと水曜定休のお店に行こうって約束してたから。休みを調節して今日にした。

 支度をして、彼女を迎えに行く。

 少し遠出なので、気持ち早めのお出かけとなった。

 とりあえずコンビニへ寄って飲み物を買おうってことで、近くのコンビニへ。

 飲み物を買いつつお腹が空いていた僕はサンドイッチを買った。あったかいとおいしいやつだったので、温めてもらって車で食べた。食べてたらこぼれた。しかも卵とケチャップが混ざり合っている奴だったので服が汚れた。白いTシャツを選択したこと、サンドイッチをチョイスしたこと、気をつけずに食べたこと、いろいろ問題点はあった。とにかくこぼした。

 そうしたら隣りにいた彼女が凄くショックを受けてた。彼女にとって、なにかをこぼして服が汚れるというのが凄く嫌なことらしい。その汚れをそのままにしておくことが耐えられないくらい嫌だと。すぐに洗濯して欲しいくらいらしい。

 僕には最初それが理解できず、彼女が嫌がっているのは、服を汚してしまったことで僕自身のテンションが下がることだと思っていた。

 すぐに何やら彼女は僕が服を汚したことを自分のことのように嫌がっているということには気づいたものの、事の深刻さをはかりそこねていた。それどころか僕の不手際で僕の服が汚れたことで、彼女がそこまで嫌がる理由が分からなくてイライラしてしまった。

 彼女は凄く嫌な状態に置かれているのに、なんとかその場の雰囲気を悪くしないようにと僕に働きかけてくれた。だが僕は彼女が嫌がっているならなんとか汚れを落とさなきゃという焦りと僕の理解不足による苛立ちによってそれを無視してしまった。

 服が汚れたという彼女にとって耐えかねる状況を、なんとか彼女は空気を悪くしないようにと耐えようとしてくれていたのに、僕が彼女の努力を無下にしてしまったことによって事態はかなり悪化した。

 彼女はもう本当に耐えられないという感じになってしまったし、僕はもうどうしたらいいのか分からなくなってしまった。事の重大さだけが重くのしかかってきて、彼女にどうやって声を掛けたらいいのか、なんと言えばいいのかが全くわからなくなった。

 今冷静になって考えれば、彼女が必死に保とうとした空気を僕が一瞬にしてぶち壊してしまったのだから、彼女が怒るのは当たり前で、僕にその責任があるのは明白である。

 彼女からすれば、最大限気を遣ったのに、結果僕は勝手に怒りだして機嫌が悪くなってしまったわけで、これ以上どうすればいいのって感じだっただろうし、そんな僕の態度に苛立つのも当たり前だ。もう帰るって言われても仕方がない状況だった。

 僕が冷静さを失わず、苛立ったとしてもそれを彼女に上手く伝えて話し合えればこんなことにはならなかった。彼女に嫌な思いをさせまいと思って黙っていることが逆効果。僕がそう思ってイライラしているのを我慢しようとしていても、表情に出ちゃってるから隠せてないし。意味ない。

 反省点が山ほどあった。

 出だしから大失敗してしまった。

 おでかけ再出発編へ続く。