かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

身体を休める

 今日は僕は仕事、彼女は休みっていう日だった。

 僕が仕事に行く時間になっても彼女から連絡が来ないので、きっとまだ寝てるんだろうって思ってそっとしておいた。休みの日くらいたくさん寝たいもんね。

 しばらくして彼女から起きたっぽい連絡が来ていたのを確認し、そこそこ忙しかったのでバタバタしていた。

 仕事に集中していて、ふと顔をあげたら彼女がいた。

 あまりに唐突だったので「おぅ…」っていうつぶやきが漏れたくらいで、良いリアクションできなかった。

 いつも、彼女っぽい服装をした人とか、後ろ姿が似ている人がさっと通ったのとかを見て、あれ!?って過剰に反応してしまう。でも今日はぱっと見ですぐに彼女だ!って分かったので、あれ?彼女かな?って疑う余地もなく、びっくりした。

 数秒遅れて彼女に会えた嬉しさが訪れた。

 チーズケーキ作るのに生クリームが足りなかったから、買い出しついでに立ち寄ってくれたらしい。今日は外にでるつもりじゃなかったのに材料が足りなかったって言ってた。

 今日も彼女はメガネをかけていた。昨日とは別の、僕がプレゼントしたメガネを掛けてくれてた。うふふ。書いててちょっと自信なくなってきたけどあれ僕があげたやつだよね?

 すごく似合ってて可愛いかった。

 休日に買い物をするために軽く出掛けてきたっていう状態の彼女がなんだかいいなって思った。シチュエーションがいいなっていうか。ちょっとそこまでお買い物感というか。うまく言葉に出来ない。出掛けるぞーって気合をいれてない状態で、ラフな感じなんだけどちゃんと可愛くて、きれいで。

 彼女はすぐ帰ってしまったけど、来てくれてとっても嬉しかった。本当はもうすこしいて欲しかったけど、ケーキ作ってる途中だって言ってたから引き止められなかった。

 それからしばらく黙々と働き、無事に仕事を終え、帰宅する時に彼女に連絡をした。

 するとケーキがあるよーって言ってくれたので、彼女の家までもらいに行った。

 家の前で待っていると彼女が出てきて、たくさんチーズケーキをくれた。作るって聞いた時から貰えるかなあ食べたいなあって期待してたから、すごく嬉しかった。

 彼女は調子悪いみたいで、元気なかった。今日の内にもう一度顔をみれてよかったけど心配。きっと疲れが溜まってるんだろうね。休みの日ってことで気持ちを張っていなくていいから余計にしんどくなっちゃうのかもしれない。それだけ普段彼女が気を張って頑張っているってことだね。

 家に帰ってきて、すぐにでもチーズケーキを食べたかったけど我慢して、食後のデザートとして頂いた。

 やっぱりすごく美味しい。しっとりしてて、ほんのり甘くて、くどくない!

 美味しくて美味しくてもう一切れ食べたくなったけど、我慢した。一切れ一切れ大切に食べないとすぐなくなっちゃうからね!

 しばらくチーズケーキを楽しみにできる。嬉しい。

 書いてたらまた食べたくなってきちゃった!