ダイアリー

　彼女との日記の交換は今も続いている。

　僕にとってこのブログと日記は毎日の欠かせない日課みたいなものになっている。前に一日、腰が痛すぎて椅子に座っていられなかったので日記を休んだことがあるんだけど、無断で休んでしまったので彼女にもやっとした嫌な思いを抱かせる事になってしまった。書いときゃ良かったと思った。それかちゃんと彼女におやすみしますよーって言っておけばよかったなと。

　ブログは今のところ一日も欠かすことなく書き続けられていて、今日全然気分がのらないから休みたいって思う日もあるんだけど、彼女を好きっていう気持ちを原動力に続けていられる。

　日記にはお互い今日あったこととか、感じたこと思ったこと、ふと思い出したこととか、その時に書きたいことを書いている。僕は本当にしょうもない今日あったことの報告になってしまうことが多いけど、彼女は具体的なエピソードを交えた報告や、その時に感じたこと、それを踏まえた考察なんかをしっかり書いてくれていてとても読み応えがある。彼女の考えを知るにはとても良いツールになっている。こんなことが気になるんだなとか、こんなところも見ているんだなとか。彼女が今持っている不満とか不安、苛立ちなんかも日記から読み取ることができる。

　彼女は日記がネガティブな内容になってしまうことを申し訳ないと思ってくれているみたいだけど、僕は彼女の考えを読むことができて嬉しい。そりゃあ僕に対する愛を綴ってくれるのも大歓迎だけどね。

　毎日のように顔を合わせて、暇な時のほとんどを連絡を取り合って過ごしているから日記に書くことがないなーって思う日もある。でも会話やメールみたいなコミュニケーションだけでなく、こうやって自分の思いをじっくり紙に書いて相手に渡すというコミュニケーションもすごく大事だなって思う。僕はたまに言いにくいこととか、伝え忘れてしまったこと、あえて会話の中で出す程でもないしょうもない話なんかを日記に書いておく。もし日記がなかったらこういう話を彼女としないまま終わってしまうんじゃないかってことをね。

　彼女が提案してくれた交換日記だけど、やっていて良かったなって思う。お互いにこういうのを嫌がらない性格で、しかも続けていける人で良かったなとも思う。

　僕の手元には使いきってしまったノートが何冊もあって、僕と彼女の積み重ねてきた歴史がここに詰まっているんだなあって思うと感慨深い。何年か後に、こんな頃があったねって笑いながら彼女と見れたらいいなあなんて思うのでした。

　これからもずっと続けていきたい。