かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

学生時代

 僕の学生時代を振り返ると、もしもその頃に彼女がいたらって考える。彼女というのはガールフレンドという意味じゃないよ。

 きっと席替えの時に隣の席になれるように色々工作したんだろうなあとか、登下校いっしょにするんだろうかとか。自転車二人乗りとかしちゃうんだろうかみたいな。僕には甘酸っぱい青春なんてものが一切無かったから、中学とか高校生の恋愛を見ているとムカついてくる。羨ましい。僕もあの頃にそんな恋愛したかったわぼけ!って思う。ただの僻みである。

 もし僕が学生の頃に彼女と出会っていたら、きっと僕は彼女を好きになるだろうし、彼女も僕を好きになってくれる、と信じたい。それが高校の頃だと仮定すると、高校当時の僕は自他共に認める根暗な奴だったし恋愛経験が限りなくゼロだったから、きっと彼女を好きになってうまいことやって付き合えることになったとしても長続きしなかったんじゃないかなあとは思う。仮にいまの僕を高校当時に引き継いで巻き戻せるのならば僕はどんなことをしてでも彼女と出会い彼女と付き合えるようにする。僕の人生を彼女を幸せにするために全て捧げる覚悟を持って彼女を支えていくだろう。あーうんそうか、彼女は県外の大学に行っちゃうから遠距離か。ううむ辛いな。やべえ、今想像しただけで胸が苦しい。

 でもね、僕は思うんです。今、色んな経験をして回り道ばっかりしてきた僕だからこそ彼女に好きになってもらえたし、上手くやっていけてるんじゃないかなって。確実に言えることは、昔の僕より今の僕のほうが人間的に幾分かマシであるということ。昔の僕を彼女が好きになってくれるっていう自信はあんまりない。でも昔の彼女を僕が好きになるっていう自信はある。僕は彼女みたいな人が好きだから。高校の時の写真を見せてもらったけど可愛かったし、きっと彼女は高校時代の根暗な僕を構ってはくれるだろうから、一方的な好意を寄せることは間違いない。それがうまいこと相互的な好意になるかなあっていうところだ。

 彼女と同じ高校に通うには僕の学力が足らないので中学時代に戻って勉強をしてからじゃないといけない。もし過去に戻れるとしたら中学生からだな。

 ずっと昔から彼女が隣にいてくれたなら、どれだけ楽しかっただろうかとか、どれだけ幸せだっただろうかとか考えるけど、今彼女が僕のそばにいることを楽しんで幸せを感じなきゃなって思う。今彼女と一緒にいられることだって色んな偶然が重なって交わって生まれた出会いなのだから。これが二人が出会うために全て定められた運命だった、とかなら凄く僕は喜んじゃうんだけどね。