かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

新人

 つい最近入った新人の子Aさん。まだまだ仕事を覚え始めるような段階で、手取り足取り教えなくちゃいけない。今日は僕がその担当だった。僕はどうにも対人コミュニケーション能力に欠けているという自覚があるのでこういうとき上手く指導できるか不安でたまらない。彼女にひーひー言っていたらちょっと心配してくれたのか、最初近くにいてくれた。彼女の存在に凄く助けられた。

 任意で指導する人を決められるのならば、僕は間違いなく彼女を指名するだろう。もう何度もブログで彼女のことを書いているからそろそろ彼女が指導役として適任であるというのが周知の事実になりかけているんじゃないかと僕は思うんですけどね。

 まだなっていないあなたのために書くと、指導役として彼女は硬軟をうまく使い分けられる。必要な部分はしっかりと指導するし、気を抜くべき所とかプレッシャーになりそうな部分はは優しく指導する。その使い分けが非常に上手くて、僕は彼女をお手本にしたいなあといつも思っている。自分が先輩だと思えば偉そうになったり、相手の粗ばかりが気になってだめなところばかり指摘してしまったり、露骨にそうならないにしても無意識のうちにそういう部分を出してしまう人ってのは多い。でも彼女はそうならない。こういう指摘をしたらそれが正しい指摘であっても嫌な思いがしてしまうかなと思えば、その指摘の後にフォローを入れられる。もちろんどんな言葉を使えば相手に対して一番良いのかも考えている。

 仕事の内容についてもきちんと把握しているし、一緒に働く人達が各々で気にしている所、暗黙の了解みたいになっているローカルルールなんかの把握もばっちりだ。この職場で彼女が一番そういうことに詳しいじゃないかなーと思っている。彼女の観察眼とコミュニケーション能力が生きていると思う。

 そんなわけで僕は新人の指導は彼女が適任だと思うのだ。彼女より適している人物が今の職場にはいない。

 でもまあ今日は僕がその重責を担うこととなったので、彼女をお手本にしてだめな所はきちんと指導して、良い部分は褒めるということを意識して務めた。近くで見ている彼女に、こいつしっかり指導できてないなって思われたくないってのもあった。しっかり指導できてる偉い!って思ってもらえるように責任感を持って取り組んだ。

 あぁ、あと指導とは全く関係ないけど、僕が彼女と話しているのを新人のAさんが見ていると、こいつら仲良いなーって思われてるかなと思って嬉しくなる。仲よさげでしょー楽しげでしょーって思う。あ、でも僕と彼女だけで盛り上がっちゃうとかわいそうだからちゃんとAさんのことも気にしている。でも僕の目線はどうしても彼女に向いちゃうし、彼女に話しかけちゃう。彼女にいろいろ頼ってしまっているということでもあると思うし、なによりやっぱり僕は彼女と話したい。