かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

相談

 今日は僕の家族についてでも書こうかと思ったけど、そんなもの書いてもなんの得にもならないのでやめにします。

 彼女はいろんな事を相談してくれる。僕に関係あることはもちろん関係のないことでも。

 例えば仕事で、ここをこういう風にしようと思うけどどう?とかこれをやったほうがいい?とか聞いてくれる。仕事において僕のことを信頼してくれているからこそ聞いてくれるんだと思うし、二人で話し合うことでより良い方向に物事が向かわせようという意識がある結果だと思う。それは僕も同じで、彼女に相談したり確認を取ることは多い。僕の持っている知識や経験と、彼女の持っている知識や経験には違いがあって、そこを意見を交換することで補完しあったり、新しい発想を作り出したりできる。なにより彼女に聞くのが一番聞きやすいからね。とりあえず彼女にって思う。彼女もきっとそういう思いは持ってくれているんじゃないかなあと思うと嬉しい。

 あとは、お買い物している時、これを買ったほうがいいかなあって聞いてきてくれる。彼女は買い物をした後に、これを買ってしまってよかったのか、みたいに後悔することがあるらしい。無駄遣いじゃないかをよく気にしているのもそのせいだと思う。買ったほうがいいのかどうかって聞くってことは彼女自身それを良いなとか欲しいなって思っている状態だから、僕はなるべく買う方向で考えつつ、買ったほうがいいのか、今回は諦めたほうがいいのかを一緒に考える。買うとしたら彼女が後悔しないように、それを買うことで発生するプラス要素や無駄ではない理由を考えて伝える。我慢したほうがいいなと思ったら、我慢しようって伝えるんだけど、我慢しようって言のがかわいそうでかわいそうで、彼女を甘やかしたい僕は、つい買ってあげるよって言いたくなる。もしくは我慢できず言う。でもそこで彼女が買って買ってって言わないでちゃんと我慢すると言ってくれるので僕は思いとどまれる。もし彼女がおねだりして色々買わせようと考えるような人だったら今頃僕は貯金を切り崩してひーひー言いながら生活しているかもしれない。そんな人じゃなくて良かった。そんな人だったらそもそも好きにならないけどね!

 あと幸いなことに、僕が色々理由を述べて買うことになったものたちに対して後々後悔することになったっていう話は聞かないので、相談して出した結論がきちんと正しいものであったということだと思う。

 彼女自身に考えが無い訳じゃなくて、いっぱい考えてそれでも結論が出なかったり、出かかった結論の後押しが欲しかったり、とりあえず他人の意見を聞いてみようと思ったり、様々な理由によって僕に意見を求めてくれる。決して僕の意見を鵜呑みにはしないし、彼女自身がそれを踏まえて改めて考えて結論を出している。

 きちんと自分というものを持っているのが素晴らしいなあって思う。他人の意見で主張をすぐに変えてしまう人も多い昨今です。他人の意見を自分の意見のように語ってみたりね。

 相談してきてくれる彼女が好き。きっちりとした意見の交換を目的とした相談も、買っても後悔しないかなってちょっと不安げに聞いてきてくれる相談も。僕を必要としてくれているって感じる。何度も同じことを話しあうことになっても面倒ではない。彼女との意見の交換や話し合いは非常に有意義なものだから。