かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

甘さ

 彼女が僕のことを好きって言ってくれることってあんまりない。言われないことに不満があるわけじゃない。そりゃあもちろん言ってくれれば嬉しいからいっぱい言って欲しいとは思っている。彼女は本当に思った時しか言わないって言っていたので、僕は勝手に普段思ってはいるけど恥ずかしくて言えないという設定にしている。そのおかげか分からないけど、彼女が僕のことを好きじゃないんじゃないかっていう不安は最近全然抱かない。昔はそれで悩んでいたような記憶が薄っすらあるんだけどね。彼女の気持ちが僕にしっかり伝わっているってことだろうね。

 そんな彼女が最近よく好きって言ってくれる。僕がべこべこにへこんでいたりしたから元気付けようとしてくれている側面はあると思うけど、それでも彼女が好きって思って言ってくれていることには違いない。だから僕は嬉しいし、幸せな気分になる。

 彼女には、僕にとっても優しくしてくれて好きって言ってくれるボーナスタイムみたいな時がある。僕は心のなかでそんな時の彼女を甘いと表現しているんだけど、甘さに包まれてとろけてしまいそうな気分になる。幸せが溢れ出すみたいな。僕を好きとか大切って思ってくれている気持ちが前面に出てきている感じで、すごく可愛いくて愛おしい。

 普段の彼女はしっかりしているし、鋭いことをばんばん言う。僕に対してのダメ出しも容赦ない。でもそこからは僕に対する信頼とか愛みたいなものを感じることができる。だから普段の彼女も可愛くて愛おしい。普段の彼女はビターチョコレートみたいなものだと思う。僕を喜ばせて浮かれさせるだけじゃなくて、僕のだめな部分とかに厳しくしてくれる。甘さと苦さのバランスが絶妙。僕にはきっとそれが必要不可欠。

 僕の例えは絶望的に下手くそなのでこれ上手く例えられてないかも。

 甘い彼女の時はホワイトチョコレートかなあ。

 どちらの彼女も好き。

 好きって言わない彼女が好きって言ってくれるようになったら、前よりも僕のことを好きだと思ってくれてるのかなって思う。本当に思った時しか言わないって言っているから余計に好きという言葉の価値が上がっている。彼女の言葉が僕を支えてくれている。口に出さなくても伝わる気持ちでも口に出してくれたらやっぱり嬉しい。

 彼女には今までどおり本当に思った時しか言わないというスタイルでいてもらいたい。そんな彼女に毎日好きって言ってもらえるようになりたい。