かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

不幸な女フェチ

 一昨日くらいにちょっとしたことがあって、彼女が申し訳無さそうに謝ってくれた。その件について僕には彼女を責めるつもりなんて一切なかったので、大丈夫だよーっていう話をして問題なく事は解決した。僕が言いたいのはそれ自体のことではない。その時の彼女が泣いてしまうんじゃないかというくらいへこんでいて可愛かったということが重要。最近へこんだり泣いたりする彼女をよく見る。僕はなんというかそういう彼女が好きだ。だからって泣かせたいとかへこませたいって訳じゃないよ。そういう状態の彼女のそばにいてあげるのが好きだし、そういう状態の彼女が可愛くて好きっていうだけ。

 泣いている彼女は凄く弱々しくて、普段の彼女とは全然違って、何か一つ間違えたら崩れ去ってしまうんじゃないかって思う。泣いている時の彼女は素直だ。感情を全面に出して、悲しい、つらいって訴えてくれる。僕にできるのはその悲しさやつらさを排除することではなくて、彼女に寄り添って少しでもそれを軽くすることだ。彼女を泣かせたくはないけど、泣いてしまった彼女の隣にいることは好き。僕が慰めようと必死なのを彼女は受け止めてくれる。僕の気持ちをなんとか伝えて、その言葉に頷いてくれると凄くほっとする。

 感情を思いっきり出してくれる彼女が好きだ。泣くのも笑うのも、心の底から出てるんだろうなあって思う時があって、そういうとき本当の彼女に触れられた気がして嬉しくなる。この間、彼女がつらいと思っていることを泣きながら話してくれた時、それを聞けて嬉しかった。心の内に秘めていたものとか我慢していたものを吐き出してもらうのが好きなんだと思う。

 彼女が僕のことを「不幸な女フェチ」と言っていたけど、これは本当に否定する余地がない。一生懸命頑張ってるのが報われず悲しんでいる人とか、つらいのに必死に耐えている人とか、悪くもないのに責められている人とか、そういう人(女性)をみるとどうにも耐えられない。かわいそうになってどうにかしてあげたくなっちゃう。彼女もこの条件に結構当てはまるので、彼女の事を最初に好きだと認識した時の、彼女の不幸話が大きな衝撃を巻き起こしたのは間違いない。不幸じゃない彼女も好きだよ、僕といて幸せだって言ってくれる彼女が好きだよ大好きだよ。でも悲しんで泣いている彼女も大好き。

 涙が頬を伝っている時の彼女は凄くかわいい。俯かずに前を見ている彼女の目から涙がつーっと流れて行くのが好き。彼女の感じているつらさがそこに凝縮されているような気がしてしまう。それと同時に涙を流せば流すほど、彼女というものがどんどん損なわれていってしまうような、取り返しの付かないことが起こってしまうような気もする。だから僕は彼女の涙を止めようと必死になる。下手なりに頑張ってみちゃう。泣いている彼女を慰める度に、本当に僕にとってこの人は大切な人なんだって思う。なんとしても彼女をつらさから救い出してあげなきゃって思う。僕はやっぱり彼女のためだったらどれだけだって頑張れるんだろうな。

 彼女の好きな所書こうと思ってたんだけど、ちょっと逸れてしまった。今日はこれでよしとする!