かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

釘付け

 彼女が好きだ。どうしようもなく好きだ。僕も男だから女性を見て可愛いなあとか素敵だなあ、なんかのきっかけで仲良くなれないかなあ、なんて思いを抱くこともあるわけだが、彼女と出会ってからそういう意識をほとんど持たなくなった。可愛いなあと思った人と付き合うところまで想像してみたりして暇をつぶしていた時期もあるんだけど、今はそんなことをしようとすら思わない。せいぜい可愛い人だなーくらいの漠然とした感想を抱くくらいで。僕にとって彼女が素敵すぎて、他の人がかすんで見える。興味を失っていると言っても良いと思う。彼女と並ぶくらいに良いなと思う人なんて今までに現れてないし、今後も現れることはないんじゃなかろうか。

 彼女はそんなこと言わんのだけど、私のことだけを見ててよ!って仮に言われたら自信をもってあなただけを見ていますって言える。一緒に働いている他の女性や、僕の生活圏で接するどんな女性ともお近づきになりたいなあとか、自分のことを好きになってもらいたいなあとかそういうような思考は一切ない。

 彼女が僕のことを好きでいてくれればそれでいい。

 僕は意識して彼女だけを見ているわけじゃなくて、自然と僕の視線や意識が彼女に惹きつけられてしまう。彼女以外の女性のことを考えないようにしているわけじゃなくて、彼女の事しか考えられない。

 もしも今僕が可愛いと思う女性が目の前に現れて僕を誘惑してきたとしても、それをはねのけられる自信がある。

 彼女が大好きなのだ。彼女がいい。彼女の見た目も中身も全部良い。全部好き。笑ってても泣いてても怒ってても好き。痩せようが太ろうがどうなろうが好き。彼女の性格、好み、仕草、声、喋り方、外見。どれもが僕にとって魅力的。

 彼女じゃなくちゃだめ。僕は彼女と一緒にいたい。他の誰でもない。

 彼女は僕の理想の人だからね。