かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

構って

 彼女は構ってちゃんに好かれる。きっと彼女がその構ってちゃんの求めているものに応えてあげられるからだろう。

 話を聞いて欲しいっていう人がいれば聞いてあげるし、相槌で会話を盛り上げて相手が気持ちよく話せるようにしてあげることもできる。僕が返答に困るような発言を誰かがしたときでも、彼女はそこに上手いこと切り返していける。でもそれをやり続けていると彼女は疲れちゃう。だから僕が彼女の代わりになれる部分はうまく負担してあげたいと思う。彼女ほどうまくはできないけれど、僕も構ってちゃんの要求を何となく察することはできるからね。

 彼女がこの間、自分から面倒なことに頭を突っ込んでるって言われたというようなことを言っていたけど、彼女が頭を突っ込むというか、目の前に面倒なことを広げられて、そこに頭を突っ込むしか為す術がないというような状況だと思う。彼女は目の前に広げられた面倒事を無視してしまうような冷たい人間じゃない。彼女は巻き込まれ型の人だと思う。

 嫌でも面倒だと思っていても、付き合ってあげられる優しさを持っている。でもそれは彼女自身が自分の精神を削ってというかストレスを溜め込みながらやっていることだから、彼女の優しさに甘えてしまう構ってちゃんは、彼女のストレスになっていることに気付いて悔い改めるといいと思う。それができないから構ってちゃんなんだけどね。

 それにしても彼女の周りには構ってちゃんみたいな面倒な人が多い。彼女がそういう人たちから見て何かしら惹かれるものがあるんだろうか。とすると彼女に惹かれている僕もまた面倒な人に分類されてしまうのかということを考えだすと、ろくな事にならないのでやめる。

 自分の欲しい反応をしてくれて、大して面白く無い話(本人は面白いと思っている話)に対して笑ってくれたりリアクションをくれたりすればそりゃあ気持ちいいし楽しいいから、彼女相手に話をしたくなるよなあ。それは理解できる。

 僕はそれに寄りかかりすぎないで、彼女に自分のして欲しいことを押し付けないように気をつけないとなー!