かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

伝える

 彼女の存在のありがたさ、というものを僕は無意識の内に忘れてしまうんじゃないかと怖くなる。

 毎日彼女と話せること、一緒にいられることに感謝しているんだけど、それでも僕の中で気付かない内に少しずつそれが当たり前と思ってしまうんじゃないかという不安。

 しばらく、といっても数日彼女と会わない日があった後に彼女と会うと、会えることの喜びと共に彼女が一緒にいてくれることに対する感謝がこみ上げてくる。普段の何倍かの感謝が。その感謝する気持ちを実感すると、では僕が普段している感謝は安寧の上に成り立った形だけのものでしかないのかなんて考えてしまう。

 会えなかった分の喜びと感謝が一気に押し寄せてくる、と単純に解釈すればいいのかもしれないけどね。

 ただ僕がこれを危惧しなくなったら本当に慢心していることになりそうだから、常にこのことを意識しておかなければいけないと思う。

 それにしても、僕が彼女を好きだという気持ちは全く衰えない。なんかこう、長いこと好きでいれば落ち着いてくるというか彼女のことを考えて胸が苦しいなんていうのは恋愛初期にある病だと思っていたんだけど、今もなる。ことあるごとに彼女のことを考えるし、彼女の笑顔を思い出せば嬉しくなる。

 好きという気持ちが下っていかないので、僕は常に彼女を好きだと全力で思える。

 最近は彼女が僕のことを嫌いなんじゃないかという不安は抱かなくなってきたので、その分精神面で落ち着いてきてはいるんだろうけど、好きという気持ちは色褪せない。

 幸い彼女は僕が好き好き言っても嫌がらないで受け入れてくれるから、安心して言える。全く不安がないかといえばそうでもない。やっぱりあんまり言ったらうるさいかなって心配はする。

 好きとか可愛いとかそういう気持ちを、きちんと彼女に伝えられるというのは僕の数少ない良い部分だと思うので、うざがられないかなっていう不安を押しのけて、全力で僕の気持ちを表現していきたい。

 彼女の可愛さにぼーっとしちゃうときとか、嬉しくてぽーっとなってるときに言葉に出すことを忘れることがあるので注意しないといけない。

 気持ちをしっかり伝える、思っていることを言葉に出して伝えるということはとっても重要だよね。

 僕は彼女にそれをしようと努力しているけど、言葉が足りなかったり言い方が悪かったりでうまく出来ていないことが多い。まだまだ努力が足りないみたい。

 伝えるってことをもっとしっかりできるようになりたい。