かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

一喜一憂

 ブログに書くことが全く思いつかず、何も書き出せなかったため彼女の提案で今まで書いたブログを読み返していた。

 読んでいると当時の状態とか気分っていうのをわりと鮮明に思い出せる。昔のブログを読み返していると、精神状態がよろしくない僕が思うままにネガティブなことを書いて重い内容になっていたり、反省ばっかりしていたりする。最近は不必要なネガティブさとか、暗い内容にならないように心がけているのでだいぶこういう内容のものは少ないはずだ。

 で、この暗い内容のブログを読んでいると、憂鬱な気持ちになる。当時の記憶が蘇るのと、当時の自分が愚かだなあと思うのと、読んでいる今の僕の状態があんまり良くないのとで、読んでいて苦痛しかない。読み飛ばしまくった。

 やっぱりブログっていうのは楽しいことを書いたほうがいいね。あとで読み返すときにもその方が楽しい。

 去年のブログはどうやらそんなネガティブな内容が多いようで、今年に入ってからはわりとまともなブログが多かった、といっても定期的に反省文が入っているから笑える。

 楽しい内容のブログを読み返していると、自分のことではあるけれどこいつ幸せそうだなあって思う。羨ましくすら感じる。彼女のことを可愛い可愛いって喜んで、ちょっとしたことを特別に感じるとか幸せなことだとか言って喜んで。

 記憶の中で楽しいことというのは嫌なことや悲しいことにかき消されてしまう。楽しいことがあっても、その先に嫌なことが待ち構えていれば楽しさは一瞬で消えてしまう。

 彼女と過ごした日々を思い出すと、嫌なこととか悲しい出来事というのは確かにあれとこれとって感じで思い出せる。そんなに数が多くないしね。でもそれに嬉しい事楽しい事がかき消されてしまっているかというとそんなことはない。あそこに行って楽しかったなあとか、これを一緒にやって楽しかったなあとか、瞬時に思い出せなくても記憶を引き出す鍵はあちこちにある。このブログもそうだし、僕の部屋にある思い出の品もそうだ。写真もそう。

 僕はこのブログに多少のフェイクやぼかしを加える事はあるけど、自分の気持ちには正直に書いている。彼女のことを可愛いとか素敵とか書くのも、僕が幸せだとか楽しいとか書くのもすべて事実だ。本当に思っている。だからこそ読み返すとそのときの気持ちが蘇ってくるのかなあ。

 読み返すのあんまり好きじゃないんだけど、読み返してみると発見があって面白い。最高に楽しいぜーって感じのブログの翌日に、彼女を悲しませてしまったという最高にテンションの低いブログを書いてあったりして。

 一喜一憂という言葉が僕にはぴったりだなあと思った。

 今日ブログを読んでいて、気に入った言葉を紹介して終わりにする。

 彼女と一緒だとなんでもないことが特別になる。

 いつも同じようなこと言っているけど、これは本当にそうだなあって思う。彼女が隣にいてくれれば、家に帰る道のりだって特別なものになるし、コンビニで買ったおにぎりだって特別なものになる。

 彼女の存在が僕の身の回りの出来事全てに付加価値をつけてくれている。

 彼女がいると世界が輝いて見えるなんてメルヘンなことも言ったっけな。それも同じようなことが言いたかったんだと思う。

 彼女と出会ってから僕はずっと幸せなんだなあ。