かばのにおい

「彼女」について綴るための場所。非常に私的な内容となりますのでご了承ください。

見間違いで喜ぶ

 今日は彼女と僕が入れ替わりで仕事をする日で、彼女の顔をちょっと見て、ちょっと話をしてお別れっていうような感じだった。

 彼女はお友達の誕生日をお祝いする予定がはいっていたので、急いで帰っていった。

 僕は昨日会えなかった反動なのか、彼女の顔を見れてなんだかすごく嬉しかった。テンションが妙に上がった。いつもいつも彼女のことを可愛い可愛いと思っているけれど、今日もまた一段と可愛くて素敵だった。通常視点で見たら何ら変わらないいつもの彼女だったんだと思うんだけどね。とにかく可愛かったのよ。

 話もたくさんしたかったし、もっと彼女を見ていたかったんだけども、予定も控えているし引き止められないから、帰っていく彼女を見送って僕は真面目に仕事をした。

 しかし、どうやら心のなかではすごく彼女の存在を求めていたらしく、3、4回知らない人をを彼女と見間違えて「えっ!?」ってなった。

 もちろん彼女じゃないことは一秒と掛からずに分かるんだけど、その一瞬で僕の心は小躍りしてしまう。犬で言ったら、ご主人様の帰ってきた音がする!って喜んでしっぽ振っている状態。実際は帰ってきていないのですぐに元に戻るんだけどね。

 今日はたぶん彼女に似た雰囲気の人が多かったんだと思う。彼女っぽい髪型した人とか、彼女っぽい服装をした人とか。仕事中の彼女は髪を後ろで一つに結んでいるから、そういう感じにしている人に過剰に反応してしまう。あと最近髪色も変わったから、茶髪の人にも反応するようになった。職場の同僚で一人だけ茶髪で髪を後ろで結んでいる人がいるんだけど、その人を見て彼女を連想することがある。

 どれだけお前は彼女を求めているんだって感じだよね。

 実際に彼女が来てくれた時はというと、服装可愛い人いる!とか雰囲気可愛い人いる!って気にしてみて彼女と気づくことが多い。もちろん一発で彼女だ!ってなる時もある。あと、一目見てすっげえ彼女っぽい!ってなってああやっぱり彼女だってなることもある。たぶんこの時の僕はかなり必死で二度見か三度見くらいしているはずだ。

 大体の場合、彼女だと気付かないうちから、彼女のことを可愛いと思っている。言葉で言い表しにくいな。

 たとえば普通に僕が可愛いなあってぼんやり思う女性がいたとして、その人のことを可愛いと思った時の心の上昇度が10とする。

 彼女のことを彼女だと気付かないまま、可愛いなと思った時は心の上昇度が20か30くらいになる。更に彼女だって気づいてもっとテンションが上がる。

 彼女を彼女だと認識する前から飛び抜けて可愛い(僕のタイプの)女の子がいる!ってなるってことなんです。

 だからなんだって話なんだけどね。僕は好きな女性であるというフィルターがなくても彼女のことを可愛いと思うってこと。だってふと見て可愛い!って思うんだもの。

 なんだろうね、髪型とか立っている姿とか、スタイル、全体のバランスがいいんだよね。僕の好みにぴったりなんだよね。すごくいい。

 あなたの好きなタイプはどんな人ですかって聞かれたら、彼女そのものだと言いたい。

 あー可愛い。